吉高由里子と北村匠海が織り成す大人のラブストーリー「星降る夜に」(毎週火曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)。放送のたびにトレンド入りするなど大きな反響を呼んでいる同ドラマに出演している駒木根葵汰にインタビューを行った。
駒木根の活躍を振り返る
駒木根は、スーパー戦隊シリーズで「機界戦隊ゼンカイジャー」で1年間主演を務め、さらに2月26日(日)に最終回を迎える「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」(毎週日曜朝9:30-10:00、テレビ朝日系)にもレギュラー出演している。その他にも、映画「ネメシス」(2023年3月31日[金]公開予定)、「差出人は、誰ですか?」(2023年、TBS系)などの話題作に出演。
さらに、2022年4月には「駒木根葵汰 1st写真集 Key」(KADOKAWA)を、2023年3月には4月スタートの壁掛けカレンダーを発売するなど、さまざまな場面でその人気ぶりを見せつけている。
その駒木根は、現在「星降る夜に」では、ピンク髪で明るい性格の“添寝士”チャーリーこと犬山正憲、「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」では、「喫茶どんぶら」のマスターであり、多くを語らないが、何やら秘密ゼンカイの謎の男・五色田介人といった異なる性格のキャラクターを同時進行で演じている。
今回、そんな駒木根にチャーリーと介人を演じるために行った役作りやそれぞれの作品に対する思い、そして活躍を続ける特撮ヒーロー出身者にある共通点などを語ってもらった。
駒木根が作り上げたチャーリーというキャラクター
――「星降る夜に」で演じられているチャーリーこと犬山正憲(以下:チャーリー)の印象を教えてください。
台本を読んだ時点では、チャーリーは僕が持っていない感性を持っているキャラクターだなと思いました。「すごいテンションの高いキャラクターだな」と思って実際に演じてみたら、彼はただテンションが高いだけのキャラクターではないのだと気付かされました。
さまざまなことに興味があり、その全てに対して、偏見などもなく、どんなことにも同じ熱量で関わることのできるすてきな性格をしているということに気づきました。「添寝士」を職業にしているのもそこから来ているんだと思います。
「添寝士」と聞くと、なじみのない仕事に対して戸惑ってしまう方もいらっしゃると思うのですが、チャーリーはそうではありません。なじみのない仕事に自ら挑戦するということは、チャーリーにとって、すごく大きな意味があり、とても大切なことなんだと思いました。
――駒木根さん自身、「添寝士」という職業をご存じでしたか?
チャーリーというキャラクターを演じることになるまでは、全く知らなかったです。役作りのためにいただいた資料を見て、「添寝士」という仕事を初めて知りました。
知れば知るほど、「添寝士」という仕事は、奥が深く、すごい仕事でした。人を癒やすための仕事なので、ちゃんとした資格も必要ですし、契約の条件もかなり厳しいです。
僕らにも寂しい夜はあります。理由の分からない不安を抱えて寝ることができなかったり、悩みがあっても、親や友だちなど身近にいる人たちに頼ることができず、一人で不安に押しつぶされそうになる夜を過ごすことも。「添寝士」はそんな方々を癒やす仕事です。
今回のドラマに出合ったからこそ、僕は、「添寝士」という仕事はすごくすてきな仕事だと知ることができましたし、なじみがないからと言って自分の偏見や想像だけで否定してはいけないなということを考えることができました。
――チャーリーというキャラクターを通じて視聴者に伝えたいことなどはありますか?
多様性の大切さも伝えたいです。(チャーリーの)ピンクの髪色というものも今だからこそ、街にいても全然おかしくないですが、ひと昔前だったら「なんだあいつ」って後ろ指を刺されたりしたと思うんです。でも今は違います。
さまざまな人を受け入れる範囲が広がっている現代だからこそ、人と違うことを否定するのではなく、もっと多くのことを受け入れてくれるようになったらうれしいなと思っています。
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