波瑠と高杉真宙が共演する4月12日(水)スタートの“水10”ドラマ「わたしのお嫁くん」(毎週水曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)に、前田拳太郎、仁村紗和、中村蒼が出演することが発表された。前田ら3人は、主人公を取り巻く個性豊かな同僚を演じる。
本作は、仕事を完璧にこなし、同僚たちからも憧れの存在でありながらも“ズボラ女子”の一面をもつ主人公・速見穂香(はやみ・ほのか/波瑠)が、あることをきっかけに、会社の後輩で家事が圧倒的に得意な“家事力最強男子”山本知博(やまもと・ちひろ/高杉)を嫁に迎えるという“社会派ラブコメディー”。原作は「Kiss」(講談社)で連載中の柴なつみによる同名コミック。
前田拳太郎があざとい新入社員に
前田が演じるのは、主人公の速見や、山本が勤める大手家電メーカー「ラクーン・エレクトロニクス」営業部の新入社員・花妻蘭(はなづま・らん)。花妻は機転の利く性格に加え、仕事もてきぱきとこなす期待の新人。お菓子作りが趣味で家事力も高いほか、「春らんまんで天真らんまん! かわいいは最高の褒め言葉!」というキャッチフレーズと屈託のない笑顔で周囲に溶け込むなど、その“あざとかわいさ”は社内の上司や女性社員の心をつかんでいる。そんな花妻だが、実は心の中に、営業部のエースとして活躍し、自分にも優しく指導してくれる先輩の速見に対して憧れの気持ちがある。
前田は2021年に「ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子~」(2021年、テレビ東京系)でデビューすると、同年に放送された「仮面ライダーリバイス」(2021~2022年、テレビ朝日系)で主演に抜てき。2022年には劇団EXILEへの加入が発表された。現在放送中のドラマ「女神の教室 ~リーガル青春白書~」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)では、メインのロースクール生を演じている。
仁村紗和は超セレブな“高嶺の花”役
仁村が演じるのは山本と同期入社で、「ラクーン・エレクトロニクス」の人事部で働いている赤嶺麗奈(あかみね・れいな)。容姿の美しさと、実家がお金持ちの超セレブということもあり派手なファッションで同僚からの注目を集める役柄。社内では“高嶺(たかね)の花”に見られている存在だ。なぜかいつも山本の前に神出鬼没に現れ、鋭い眼力と共に、核心を突く言葉を残していく。そんな赤嶺は、同期の山本が先輩の速見に向けている気持ちが気になっている。
仁村は2014年のデビュー直後から数多くのCMやテレビ番組に出演。「明日もきっと君に恋をする」(2016年、フジテレビ系)で初主演を果たし、2020年には連続テレビ小説「おちょやん」(2020年、NHK総合ほか)で“朝ドラ”デビューを飾ると、翌年には大河ドラマ「青天を衝け」(2021年、NHK総合ほか)で主人公の愛人役を演じたことも反響を呼んだ。
中村蒼は博多弁の“頼れるお兄さん”に
中村が演じるのは「ラクーン・エレクトロニクス」福岡支店で働く古賀一織(こが・いおり)。福岡では営業成績トップを誇り、その実力が買われて速見や山本がいる東京本社へと異動することに。実は支店時代から速見とは仕事をした経験があり、速見も「芋焼酎のおいしさは古賀さんに教えてもらいました!」と話すなど、お互いに信頼を置いている間柄。エリートでありながら面倒見も良く、上司や後輩問わずに慕われるタイプ。優しい博多弁が魅力の“方言男子”でもあり、“社内の頼れるお兄さん”的存在として一躍人気者に。その一方で、速見と同じくズボラで、日頃は食事も適当に済ませてしまうなど意外な一面も併せ持っている。
演じる古賀と同じく、自身も福岡出身である中村は、2006年に主演舞台「田園に死す」で俳優デビュー。大河ドラマ「八重の桜」(2013年、NHK総合ほか)、連続テレビ小説「エール」(2020年、NHK総合ほか)、「仮面ライダーBLACK SUN」(2022年、Amazon Prime Video)など話題作にも多く出演している。フジテレビ系の連続ドラマ出演は「真昼の悪魔」(2017年、東海テレビ・フジテレビ系)以来6年ぶり。