妻夫木聡が主演を務める日曜劇場「Get Ready!」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)の第10話が3月12日に放送され、最終回を迎えた。警察の捜査が迫る一方で、波佐間(妻夫木)はトラウマから手術ができない状態になるという展開。生きる意味を問い掛けてきた物語の帰着点が描かれた。(以下、ネタバレがあります)
同作は、多額の報酬と引き換えに手段を選ばず患者の命を救う正体不明の闇医者チームの活躍を1話完結で描く完全オリジナルの医療ヒューマンドラマ。演出は、映画、ドラマ、舞台で幅広く才能を発揮する鬼才・堤幸彦が担当する。
妻夫木演じる主人公・波佐間永介は、“エース”と呼ばれる闇医者チームの天才執刀医で、昼間はパティスリー「カーサブランシェ」でオーナーパティシエとして働くという2つの顔を持つ。そんな波佐間が率いるチームの面々は、波佐間の相棒ともいえる交渉人で表の顔は優秀な国際弁護士の下山田譲(通称:ジョーカー)を藤原竜也、凄腕オペナース・依田沙姫(通称:クイーン)を松下奈緒、若き万能ハッカー・白瀬剛人(通称:スペード)を日向亘が演じる。
本名の天野真一だった13年前、「私、死んじゃうの?」と問われた少女・青葉(志水心音)の命を救えなかったエース。罠を仕掛けられていたことが関係するとはいえ、エースの心にはずっと青葉のことがあった。最終回では、余命宣告された新たな患者・結衣(小田愛結)を青葉と重ねてしまい、手が震えてオペができる状態ではなくなってしまった。
同時に警視副総監・高城(沢村一樹)が指揮する警察の捜査が闇医者チームに迫っていた。高城は闇医者チームから離れていたジョーカーを任意で呼び出し、「君たちは今、法を破って命を救おうとしている。が、我々は、法に従って命を奪うことになるかもしれない。正義とは悩ましいものです。その正義の運命を握っているのは君だ」と揺さぶりをかけた。
「お前に生き延びる価値はあるのか?」と患者を選び、高額な報酬を得てきた闇医者チーム。その“正義”の行方が焦点となった。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)