劇中では、まだ少女だった瀬名とお田鶴が笑い合う駿府時代の回想シーンが描かれ、お田鶴の好きな椿の花もたびたび登場。お田鶴が当時口にしていた「椿が好きなのはな、雪の中であろうと、独りぼっちであろうと、凛と咲く姿に憧れるからじゃ。世に流されず、己を貫いているようで。田鶴は、椿のようなおなごになりたい」という言葉も印象的に描かれた。
忠義を尽くすため、“世に流されず、己を貫く”ため抗戦して散ったお田鶴の生き様に、視聴者からも「お田鶴さま…切ない」「凛として生きたお田鶴様に心打たれた」といった感動の声が続々。
大河ドラマ初出演ながら凛とした雰囲気で“椿のようなおなご”を体現した関水にも絶賛の声が上がったほか、女ながら甲冑を着て城を守ったお田鶴の姿に大河ドラマ「おんな城主 直虎」(2017年)の主人公・井伊直虎(柴咲コウ)の姿を重ねた視聴者も多かったようだ。
さらに、本編のあとに放送される史跡めぐりコーナー「どうする家康ツアーズ」でも、ドラマチックな“その後”が語られた。
引間城跡のすぐそばにある“椿姫観音”について「家康が祠(ほこら)を建て、そのまわりに瀬名が100株あまりの椿を植えて、お田鶴の霊を弔ったと伝わります」と解説されると、ドラマそのままのような瀬名の行動と家康の計らいに「ツアーズの椿姫観音の説明で涙腺崩壊」「椿姫観音まで含めてドラマだった」といった声も。
阿部寛演じる武田信玄のインパクトも話題を集め、今回も放送後、「どうする家康」がTwitterのトレンド1位に躍り出た。
次回は3月26日(日)に第12回「氏真」を放送する。信玄に攻め込まれ、駿河の館を捨てた氏真(溝端淳平)が、家康軍と直接戦う展開が描かれる。
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