次世代アイドルの頂点を決めるコンテスト「NEXT IDOL GRANDPRIX 2023」(略称:NIG2023)の最終パフォーマンス審査および表彰式が3月23日に東京・TOKYO DOME CITY HALLで開催され、“最強で最高な空間”へと誘う8人組アイドルグループ・SAI2Rium(サイサイリウム※2は正しくは二乗の2)がグランプリに輝いた。
同イベントは、全世界の女性アイドルを対象に「ネクストブレイクアイドルの頂点を決める」をテーマとして、2019年より開催されているアイドルコンテスト。配信審査などを通じて各アイドルが熾烈な激戦を繰り広げ、グランプリにはトロフィーと賞金500万円を含む総額1000万円の特典が授与される。
最終パフォーマンス審査では、次世代を担うアイドルの頂点を目指し、ライブ配信や動画投稿による戦いを勝ち抜いたファイナリスト13組(※LiLは決勝出場を辞退)による1曲限りのライブパフォーマンスが行われた。また、最終審査を盛り上げるイベントMCは、AKB48の元メンバーでAKB48グループ初代総監督の高橋みなみと、アイドルグループのアドバイザーとしても活躍する安田大サーカスのクロちゃんが務めた。
元アイドルの高橋とアイドルに精通するクロちゃんの“仲良しコンビ”による進行ということで、オープニングトークから息もピッタリで、会場も温かい空気に包まれる中、いよいよ最終パフォーマンスが始まる。
ファイナリスト13組による決勝のステージは、「最高の青春を」がコンセプトのエモーショナルロックな5人組アイドルグループ・PHiZZ(フィズ)からスタート。トップバッターということで少々緊張気味かと思いきや「予選から今日までたくさんの応援ありがとうございます。私たち勝ちに来ました! PHiZZのコンセプトである『最高の青春』をTDCホールにいる一人一人に届けます」と力強く語り、「僕の未来、君の未来」を披露した。
大人数アイドルが多い中、一際異彩を放ったのが3番手で登場した鳥取発のソロアイドル・ももにゃん。猫耳&白のドレス姿であどけない顔立ちのビジュアルに加え、「耳が不自由な方も一緒に音楽を楽しめるように」と、手話を交えた歌を引っ提げ、ライブ活動をしながら全国回っているという彼女。今回のステージでも、歌声がストレートに響くバラード曲を手話とともに歌い上げ、思わずMCの高橋も「にゃんにゃん!かわいかったですね」と、メロメロになっていた。
また、2022年に続いてのファイナリストとなる“人間臭い”アイドルグループ・Blue+(ブルータス)は、「悔しくて泣いたあの日から1年、またリベンジさせていただく機会を頂きました。全員こっちを見てください。お願いします!」と観客に呼び掛け、前年の悔しさを晴らすべくエモーショナルなパフォーマンスを届けた。
そして中間発表で1位だったSAI2Rium、2位だった翡翠キセキの他、りねーじゅにあ、功夫少女(カンフーガールズ)、ルージュブック、Nine chocolates(ナインチョコレーツ)、Zero Project(ゼロプロジェクト)、Transparents(トランスペアレンツ)、4×stAr5(シスタ)、Glim Assembler(グリムアッセンブラ)の計13組がそれぞれ“一曲入魂”のフレッシュなパフォーマンスを繰り広げた。