10年前の役名で呼んでくれる有村さんにキュンとしました(笑)
――松本さんと有村さんとは「失恋ショコラティエ」(2014年、フジテレビ)以来の共演になると思いますが、久しぶりに共演されていかがでしたか?
松本さんとは「失恋ショコラティエ」が終わった後も連絡を取らせていただいたり、僕が出演する舞台を見に来てくださったり、お酒を飲みに行ったりとプライベートでもお世話になっていました。前作の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で小栗(旬)さんが、今回の「どうする家康」で松本さんが主演を務めるなど、自分より一世代上の目標にしていた方々が大河ドラマの主演を張る。僕はまだ大河ドラマに出演できていないという葛藤はありました。そんな中、今回オファーをいただいて松本さんにご連絡したら、すぐ電話をくださって。喜んでくださっているのがひしひしと伝わりうれしかったです。
有村さんとちゃんとお会いするのは「失恋ショコラティエ」以来で、僕は“オリヴィエ”という役を演じていたのですが、今回の撮影中、有村さんに後ろから「オリヴィエ」と呼ばれて。10年前の役名で呼んでくれる有村さんにキュンとしました(笑)。
とてもチームワークを大事にしてくださっています
――座長としての松本さんはいかがでしたか?
第6回で、川を挟んで氏真と家康が対峙するシーンがあるのですが、今川家の側から撮影をしていたので松本さんたちは「代役で大丈夫ですよ」とスタッフさんからお話があったと思うのです。でも松本さんは「それは今川家の方に失礼なので」とおっしゃって、朝5時頃から撮影に来てくださいました。
前日の夜にも、結束を固める意味も含めて食事の機会を設けてくれるなど、とてもチームワークを大事にしてくださっています。大河ドラマは多くのキャストの方が出演されますが、物語の途中から参加した方たちが演技しやすいよう常に最善を尽くしてくれています。