「それでも町は廻っている」「木曜日のフルット」などで知られる漫画家・石黒正数の「天国大魔境」がアニメ化され、4月1日(土)夜10:00からTOKYO MXほかにて放送される。原作は2018年から「月刊アフタヌーン」(講談社)にて連載中で、『このマンガがすごい！2019』オトコ編で第1位となった人気SF作品。放送に先駆けて、あらためて今作の内容をおさらいする。
舞台は近未来の日本
同作は、未曾有の大災害によって廃墟と化し、“人食い(ヒルコ)”と呼ばれる異形の化け物が巣食う、近未来の日本を舞台にしたSFアドベンチャー。TVアニメは地上波放送の他、ディズニープラスでも4月1日(土)夜10:00から世界見放題独占配信される。
東京・中野で便利屋を営むキルコ(CV：千本木彩花)は、とある女性から「この子を“天国”に連れて行って」という謎の依頼を受ける。そう言って息を引き取った彼女がキルコに託したのがマル(CV：佐藤元)という少年だった。そんな経緯で、2人はどこにあるのか分からない“天国”を目指して旅を始めた。
一方、壁に囲まれた美しい世界で暮らす子供たちがいた。そこは“学園”と呼ばれる施設で、学園長をはじめ、先生たちはみんな優しく、過去に起きた大災害のことなど何も知らずに子供たちは穏やかに過ごしていた。ある日、抜き打ちテストが行われ、トキオ(CV：山村響)はタブレットの中の問題に「外の外に行きたいですか？」という質問を見つける。
その質問はすぐにタブレットの画面から消えてしまったが、トキオにとって初めて疑問が芽生えた瞬間でもあった。中庭などがある“外”ではなく、高い塀の向こうの“外”。知らなければ何事もなく日々を送っていたはずだが、知ってしまった、あるいは気付いてしまったことによって、自分たちのいる世界や日常に違和感を抱くようになってしまった。
マルは「“天国”には俺と同じ顔をしたやつがいるらしい」と言い、トキオと同じ施設で暮らす勘の鋭い少女・ミミヒメ(CV：福圓美里)は「外に出たいなと思っていると、外から2人の人が助けに来てくれる。その一人の顔がトキオにそっくりなんだ」と言う。
施設に何らか秘密がありそう
キルコとマルのいる外の世界は異形が蔓延(はびこ)り、生存するために必死な人間が多数存在する。トキオやミミヒメのいる外界から隔絶された施設には、不思議な絵を描くコナ(CV：豊永利行)、驚異的な身体能力を持つクク(CV：黒沢ともよ)やタカ(CV：新祐樹)など、普通じゃない子が多いのも気になるところ。この施設に何らか秘密があるのではないかと思わせる。
外の世界と内側の世界、物語が同時に進行していき、あっという間にこの作品の“世界”へと引き込まれていく。
公式Twitter：@tdm_anime
権利表記：(C)石黒正数・講談社／天国大魔境製作委員会
■【公式】Disney+(ディズニープラス)で「天国大魔境」を見る
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/tengoku-daimakyo/
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「天国大魔境」の他にも「東京リベンジャーズ」や「うる星やつら」「スパイ教室」など、国内アニメを多数ラインアップ
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