
上川隆也が、4月23日(日)スタートの日曜劇場「ラストマン-全盲の捜査官-」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)に出演することが発表された。同作の主演を務める福山雅治と上川が共演するのは、2010年に放送されたNHK大河ドラマ「龍馬伝」以来、13年振り。福山との共演について、上川は「会うなり握手を交わしながら、前回は一緒に死んだ間柄であったことを懐かしみましたが、月日を経て更に増した威光のような物に、私が心中密かに感嘆のため息を漏らしていたのはここだけの話です」と語っている。
主人公は全盲の人たらしFBI捜査官
同作は、黒岩勉のオリジナル脚本で、全盲の人たらしFBI捜査官と犯人逮捕のためには手段を選ばない孤高の刑事がバディを組み、難事件に挑む姿を1話完結で描く新時代の痛快なバディドラマ。
福山が演じるのは、アメリカから期間限定で交換留学生として来日したFBI(アメリカ連邦捜査局)特別捜査官・皆実広見。人たらしな性格で愛嬌や社交性があり、いつも人の輪の中心にいるような人物。過去のある事故がきっかけで両目の視力を失っているが、鋭い分析力、嗅覚、触覚で事件をかならず終わらせる最後の切り札という意味で、FBIでは“ラストマン”と呼ばれていた。
そんな皆実のアテンドを命じられた警察庁人材交流企画室の室長・護道心太朗役には大泉洋。代々、警察庁長官を務めあげてきた由緒正しい“護道家”の人間である心太朗は、自ら現場を選択し、捜査一課で圧倒的な検挙数をあげていた。ある理由から悪を絶対に許さないという“並々ならぬ正義感”があり、犯人を捕らえるためにはどんな手段もいとわないいきすぎた一面も。そんな二人が凸凹バディを組んで難事件に挑んでいく。
また、無敵のバディを支える最強チームメイトとして、捜査一課の刑事で心太朗の甥・護道泉(ごどう・いずみ)役にはKing & Prince・永瀬廉、捜査分析センターの分析官・吾妻ゆうき(あがつま・ゆうき)役には今田美桜、捜査一課のメンバーに松尾諭、今井朋彦、奥智哉、そして彼らを束ねる女性警部補・佐久良円花(さくら・まどか)役に吉田羊、心太朗の父・護道清二(ごどう・せいじ)役で寺尾聰の出演が決定している。
上川隆也が、4年ぶりに日曜劇場に出演
そして、無敵のバディを支える最強チームメイトの1人として、上川の出演が決定した。上川は数多くのドラマでその存在感を遺憾無く発揮しているが、その活躍は舞台や映画、声優など多岐にわたっている。日曜劇場への出演は、2019年7月期放送の「ノーサイド・ゲーム」以来、およそ4年ぶりとなり、大泉との共演も「ノーサイド・ゲーム」ぶり。福山とは大泉と同じくNHK大河ドラマ「龍馬伝」(2010年)での共演以来となる。
上川が本作で演じるのは、警察庁次長・警視監の護道京吾(ごどう・きょうご)。人望が厚く実績もあり、次期警察庁長官候補と言われているキャリア中のキャリア。由緒正しい護道家の血を濃く継ぐ長兄で、心太朗の兄であり泉の父でもある。
自身の昇進をかけて導入した制度である、警察庁と米連邦捜査局の連携強化を図る「日米刑事共助協定」で皆実が来日。皆実はなぜかバディとして心太朗を指名する。問題ばかり起こしている心太朗とのバディに不安を抱きつつ承諾するが、“あること”が気がかりで、このバディを監視するように。京吾と心太朗の兄弟関係も同作品のキーポイントだ。