アンコール明けには、丹生明里が初センターを務める新曲「One choice」を披露。恋にかける強い表情と、笑顔が交互に表現されたパフォーマンスは、凛々しさと笑顔の両方の魅力を兼ね備えた丹生にぴったりのものだった。歌い終わった丹生は、涙目ながらも「本当にこのようなすてきな景色をつくってくださってとてもうれしいですし、いっぱいメンバーと目が合って、すごいパフォーマンスをしてて楽しかったです。『One choice』が届いてほしいです」と語った。
そして、「ドラゴンボール」好きな丹生のリクエストで“元気玉”を作ることに。赤いペンライトのウエーブを最後に丹生が大口を開けて受け取った。
ここで、次のシングル「One choice」の活動をもって日向坂46を卒業する影山優佳がMC。影山は耳の特性により2022年からライブを休んでいたが、この曲だけパフォーマンスに参加していた。
「以前から発表させていただいた通り、私はライブなどで耳の中と外の音がとてもとても大きく聞こえてしまうような感じなんですけれども、なんで私こんな耳なのかな?とか、今回ライブをお休みさせていただくことも、こうやってアンコールで登場させていただくことも、皆さんとかメンバーに心配だったり迷惑とかをかけてしまうんじゃないかなってずっと悩んでいたわけなんですけれども、こうして皆さんと4周年をお祝いできたこと、そして大好きな丹生ちゃんのセンター曲『One choice』をみんなと披露させていただけたことが本当に光栄です。皆さん、こうやって赤色のペンライトで温かく迎えてくださって本当にありがとうございます」。
その後のMCでは、久美の「本当に広いね。みーぱん(佐々木美玲)、走っちゃダメだよ」という“振り”でメンバーがアカペラで「走り出す瞬間」を歌う中、その楽曲でセンターを務めていた美玲が全力ダッシュをさせられるという日向坂46らしい団体芸的なノリも見せた。
齊藤京子は「4周年っていうこの記念すべき日におひさまの皆さんの声を聞くことができて、コロナ禍で皆さんに会えなかった時に、本当に頑張ってきて良かったなっていうふうに思いました。本当にありがとうございました」とコメント。
四期生の正源司陽子も「私たち4期生、加入して半年ほどでこんな大きくてすてきなステージに立つことができて、もう本当にうれしくて。この5年目に突入する日向坂46に4期生が何か力になってどんどんもっとすてきな大きなグループになっていくように頑張りたいなって思います。今日は本当にありがとうございました」と感謝と抱負を伝えた。
そして「NO WAR in the future 2020」を披露。会場にはバルーンが投げ込まれ、大小のフロートやクレーン、円形ステージをすべて使用してメンバーがそこかしこでパフォーマンス。ステージ上で先輩・後輩がハグする姿は多幸感が溢れていた。