【テレビの開拓者たち / 小松純也】「ごっつ」「笑う犬」演出家の信条は“アマチュアリズム”

2017/06/26 06:00 配信

バラエティー

テレビマンは『こんなの見たことない!』と思えるものを見つける努力をするべき

Amazonプライム・ビデオにて独占配信中の「HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル」。松本人志主宰の下、10人の芸人が“密室笑わせ合いサバイバル”を展開!

Amazonプライム・ビデオにて独占配信中の「HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル」。松本人志主宰の下、10人の芸人が“密室笑わせ合いサバイバル”を展開!

©2017 YD Creation

──「テレビメディアは元気がなくなった」などと言われる昨今ですが、小松さんのおっしゃるアマチュアリズムこそが、今のテレビに一番必要なものなのかもしれませんね。

「一つ間違いなく言えるのは、われわれテレビの制作者は、老若男女が『こんなの見たことない! 面白い!』と思えるようなものを見つける努力をするべきだということ。今テレビを作っている人たちは、そこをあきらめちゃってる人が多いような気がするんですよ、『テレビはもう全てをやり尽くした』とか、『テレビからはもう新しいことは生まれない』とか。でも、僕はそうは思わない。テレビでまだ誰もやっていない面白いことって、道端にいっぱい転がってるはずなんです。今の作り手たちは、街でそれを探す努力がちょっと足りないのかなと思いますね」

──現在、小松さんはAmazonプライムビデオで独占配信中の「HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル」では久しぶりに総合演出を手掛けられています。

「松本さんの番組を自分で演出するのは久しぶりだったんですが、松本さんは、外見は変わりましたけど、笑いに関する根っこの部分は全く変わってないですね。でも、松本さんって、昔は『こういうことは嫌い』と言っていたことを、今、全部やってるじゃないですか、体を鍛えたり、金髪にしたり(笑)。自分の変化を受け入れるって本当に素晴らしいことだと僕は思うんです。ある種、先ほどお話しした“今までやったことがないことを面白がってやる”という僕のアマチュアリズムも、僕が松本さんの真似をしているのかもしれません」

――シーズン2ではルール変更もありました。

「追い込まれた芸人さんたちが、だんだん壊れていって、“地獄絵図”を繰り広げていく、というのが『ドキュメンタル』の僕らが恐れる(笑)最終形だと思うんですが、エンターテインメントとしてお客さんに見ていただくものでもあるので、シーズン2では、よりアクティブに動く芸人さんにポイントが付くことになりました。相手を笑わせようとすれば、それだけ自爆するリスクも高くなるわけで、そういうダイナミズムもありだなということで、新しくルールを作った感じですね。ともあれ、シーズン2では、まさしく“地獄”に近い場面が見られるので必見です(笑)。もうメッチャクチャになってて、現場で見ていても面白かったですよ。画ヅラは怖いですけど(笑)」

――その“地獄”は、地上波で放送するのは無理なんでしょうね(笑)。やはり配信ならではの企画なのかも…。

「そうでしょうね。地上波で放送できない、という意味では、松本さんにとっても、今回の配信という形が“松本人志の笑い”の新しい表現のステージになったらうれしいなと思います」

「HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル」(シーズン1・2)
Amazonプライム・ビデオにて独占配信中
 
「人生最高レストラン」
毎週土曜夜11.30‐0.00 TBS系で放送中
 
「ひょうきん族」「電波少年」など伝説の番組の“裏話”が満載!

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