4月10日(月)より、前田敦子が出演するドラマプレミア23「かしましめし」(毎週月曜夜11:06-11:55、テレビ東京系)がスタートする。同作は、「FEEL YOUNG」(祥伝社)で連載中のおかざき真里の同名漫画を原作に、美大を卒業後、同級生の自死をきっかけに再会したアラサーの男女3人が、それぞれの人生に悩みながらも、みんなで集まってはにぎやかな“おうちごはん”を囲み、やがて一緒に暮らしていくようになる物語。
WEBザテレビジョンでは、上司からのパワハラにより心が折れてデザイン事務所を退職し、気分転換の方法としての“料理”に活路を見出した同作の主人公の一人・小田千春役の前田にインタビューを実施。役作りや共演者の印象、おいしいごはんにまつわるエピソードなどを聞いた。
――7年ぶりの民放連ドラ主演となりますが、オファーを受けた際の率直なお気持ちと意気込みなどがあればお聞かせください。
7年ぶりの民放連ドラ主演…全然意識してなかったです(笑)!そんなに経っていたんですね。
いい意味で、あまりドラマということを意識しないでできる作品かなと思っています。ごはんを準備する段階から会話を繰り広げ、ひたすらおいしいごはんを食べながらの撮影なので、言動を細かく決めないで、それぞれその場で出てくる気持ちのままにやりたいことをやりながら喋っていく。舞台のような感覚に近いのかなと思います。
「自然と生きているように見えたらいいよね」と話し合っていて、見ている方たちにとっても何気なく見てもらえるような作品になったらうれしいです。
時間的にも内容的にも、皆さんの生活の一部に溶け込む作品にしたいです。その中で、言葉でキャッチしてもらえるものがあったり、ごはんは100%すてきなものが用意されるので、「これを作ってみたいな」と思ってもらえるような“グルメドラマ”になったらいいなと思います。
――原作を読んだ感想はいかがですか?
今回はあえて原作漫画はさわりしか読んでいないんです。現実的な今を生きている子たちの話だと思ったので、漫画に寄せすぎるよりは、それぞれのキャストが自分らしく、かつそれぞれの役にハマれるように、現実にいそうな3人になればいいなと思っています。
すごくおいしそうに幸せそうに食べている絵がとても印象的だったので、「それを超えられるかな?」と不安もありました。でもそれと同時に「テーマはそこだよな」と。漫画を読んでいてそれがよく分かったので、おかざき先生の作品はすてきだなと思いました。
――千春の人物像を教えてください。またどのように演じようと思っていますか?
千春はあまり言葉数が多くないので、思っていることを見ている方にどう伝えたらいいだろうか、ということはすごく考えています。3人で過ごすシーンのときは、言葉は少ないけど、1人の世界に浸っているわけでもなくて。
暗い子ではないのですが、自分を持っていてすごく才能があるからこそ、何かにぶつかった後になかなか立ち直れない子なのかなと。自分とは真逆だなと思います。なので、自分の中から探すというより、「そういう人がどこかにいないかな?」と今も探しているところです。
また、普段の喋り方よりはゆっくり喋ってみようかなと思っています。そういう全然違うアプローチをすることによって、千春としての在り方が見つかるのではないかなと試行錯誤しています。
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