アニメ「Opus.COLORs(オーパスカラーズ)」(毎週木曜深夜0:00よりTOKYO MX、BSイレブンにて放送、DMM TVにて独占配信)の第1話が4月6日に放送され、デジタル絵画“パーセプションアート”学科に通う高校生、和哉(CV:内田雄馬)、響(CV:逢坂良太)、純(CV:花江夏樹)たちの姿が描かれた。“パーセプションアート”シーンで歌が流れたことに反響が集まり、また、和哉たちのいわくありげな過去や関係性にドキドキさせられた。(以下、作品のネタバレを含みます)
同アニメは企画・原案のひなた凛他、人気アニメ「スタミュ」のスタッフが再結集して制作したオリジナルアニメ。アーティストとプロデューサーが2人1組で取り組む新しいデジタルアート“パーセプションアート”に青春をかける少年たちが描かれる。
原作のないオリジナルアニメのため、本作の題材となっている、鑑賞者の感覚にダイレクトに影響を与える没入型デジタル絵画=“パーセプションアート”がどのようなものか、見る前ははっきりと掴めなかったが、序盤でさっそく提示される。パーセプションアートの生みの親である月見里(やまなし)夫妻が屋外で専用のゴーグルとグローブを用いてアートを展開し、3人の子どもたちが専用ゴーグルを付けてアートを体験する。花が一面に咲き、オブジェが宙に浮き、光が舞い、華々しい世界が広がる。一気に世界に引き込まれ、ワクワク高揚感が高まった。それと同時に無邪気そうな2人と大人っぽい1人という子どもたちも気になるところだ。
物語は12年後に。パーセプションアートは視覚だけにとどまらない感覚芸術としてさらなる進化をとげて、一般にも浸透していた。無邪気な2人の子どもだった、月見里夫妻の息子・和哉と幼馴染の都築純は、パーセプションアーティストになるという夢を抱いて美術分野の名門・永茜高校に入学。学ランスタイルの制服を着て元気に登校する。純が和哉の手を引いて駆け出し、じゃれ合うようすが微笑ましい。
学校まで来ると、ジャケットタイプの制服を着た多岐瀬響を見つけ、純が声をかける。子ども時代に大人っぽく見えた彼は今も落ち着いた雰囲気。響はそっけなく立ち去ろうとするが、純がもっと喋ろうと抱きつく。明るい純と影ある響の対比にドキドキしていると、とてつもなく大きな額縁が運ばれてきて、学園の相談役である“ジェネラルズ”の作品と聞いて和哉は驚きの声を上げる。
ここで一気にパーセプションアートの世界が展開。原始的な世界観が広がり、月や翼を持った少年が登場。そして、突然歌が流れ出す!ここでSNSでも「はじまった!やったやった!」「いきなり歌うよー!!!!!」「パスカラもやっぱ歌うんだ!!!?」と沸き上がった。「スタミュ」制作陣によるアニメとあって、歌のシーンを期待していた視聴者が多いようだ。
和哉はジェネラルズの作品から何かを感じ取ったようで、歌詞入りでもう一度パーセプションアートが繰り広げられる。和哉が没入している間に響はスタスタと行ってしまい、呼びかけても塩対応。ジャケットタイプの制服を着た“グレーダー”という企画プロデュース専攻の学生と、学ランタイプの制服の“アーティスト”という実作業専攻の学生がいて、仲が相当悪いらしい。純がどうやって用意したのか模型を持ち出して、永茜高校を説明してくれる。親切仕様でありがたい。視聴者を置き去りにしないスタイルに好感が持てる。
一方、来るコンクールのペアを選出しなければいけないジェネラルズの面々は、永茜高校にパーセプション学科を設立した多岐瀬理事と、伝説的アーティストの月見里夫妻の息子たちが在籍していることに注目していた。
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