「Endless SHOCK-Eternal-」のゲネプロ及び開幕記念会見が4月10日、東京・帝国劇場にて開催。主演を務めるKinKi Kidsの堂本光一をはじめ、Sexy Zoneの佐藤勝利、Kis-My-Ft2の北山宏光、乃木坂46の中村麗乃、ふぉ~ゆ~の越岡裕貴、松崎祐介、俳優の高田翔、原嘉孝、前田美波里、島田歌穂、少年忍者の深田竜生、ジャニーズJr.の阿達慶、ドラマーの石川直らが出席した。
「SHOCK」は、堂本が主演を務めるミュージカル作品シリーズで、2000年11月の初演「Millennium SHOCK」(作・構成・演出ジャニー喜多川)以来、堂本が国内ミュージカル単独主演記録を更新し続けている。
今回は、4月から5月にかけて東京・帝国劇場で「Endless SHOCK」「Endless SHOCK-Eternal-」の二作品を同時に上演。「SHOCK」本編が帝国劇場で上演されるのは3年ぶりとなる。
「Endless SHOCK-Eternal-」は、本編である「Endless SHOCK」のスピンオフ作品として、2020年9月に初上演。本編の3年後を描いた物語となっている。
一つひとつの公演をしっかりと
ゲネプロ後の会見で挨拶を求められた堂本は「スピンオフ版の最終通し稽古をしました。『良くしよう』っていう士気高い状態で突き進んでくれているので、とてもうれしいですし、こうやってお客様の前で演じられることはとても幸せなことです。本編と『Eternal』、一つひとつの公演をしっかりやっていこうと思います」と口に。
続けて、二作同時に稽古をして良かったことを聞かれると「良かったことなんて何一つないんじゃないですか(笑)。皆さん本当に大変だったと思います。『Eternal』は、役を深堀りすることができるっていう点では良かったと思いますが、何にせよややこしいですね。ごめんさい!」と頭を下げた。
間違えて着替えてしまうミスも
堂本自身も「自分としては着替えなくていいシーンなのに袖で着替えてしまい、もう一度着替え直すという作業をしていました」と流れを間違えたことを告白。間違えたのは佐藤が歌唱しているシーンだと言い「『ゆっくり歌え!』って思っていました(笑)」と笑わせた。
さらに、9日に行われた本編の初演でもミスがあったとのことで「セリフをぶっ飛ばしたところもあったんですけど、勝利が何食わぬ顔で続けてくれたので、お客さんにはバレなかったです。バレなければいいんです!」と打ち明けた。
自身のミスをカバーした佐藤に成長を感じたのではと尋ねられると「もちろんです。堂々としてくれているし、稽古から常に100%でやってくれて、自分の引き出しを増やしていくっていうことを自らやってくれるんです。その中で『落ち着くところは落ち着かせていいよ』って話ができるようになったんですけど、これはすごいことなんですよ。演出側が『もっと出せよ』っていうのは大変なことなので、本当に成長したなって思います」と絶賛していた。
◆取材・文=大野代樹