どんな手術でも必ず成功させる天才外科医Dr.チョコレートの活躍を描きつつ過去の事件の真相に迫るミステリー「Dr.チョコレート」(日本テレビ系)。本作に出演する坂口健太郎と白山乃愛にインタビューを実施した。
白山はドラマ初挑戦!
唯の両親の命を奪った犯人を捜すべく闇の医療集団「チョコレート・カンパニー」を率いるティーチャーを主演・坂口、10歳にして外科医としての天才的な才能を持つDr.チョコレートこと寺島唯はドラマ初挑戦となる白山が演じる。白山は2022年の東宝シンデレラオーディションで、1万人以上の中から史上最年少でグランプリに選ばれた。
坂口:撮影にも慣れてきた?
白山:はい。坂口さんが優しいので、現場に行くのが楽しいです。
坂口:結構、優しいよね(笑)。
白山:本当にすごく優しいです。
坂口:クランクインは緊張していたと思いますが、少しずつ慣れてきたのかなと思います。それは僕に対してだけではなく、現場自体も初めてだったのでそこに慣れてきたという感じかな?少しずつ力が抜けてきていい感じで。
白山:皆さんが優しくしてくれるので、やりやすいです。実は私、オーディションで初めて坂口さんに会えると分かったときは、「ドラマで見ている人だ、ヤバい!」と思い、放心状態になっちゃったんです。
坂口:あのとき、本当にフワーってなっていたよね。
白山:魂が抜けていたので。でもあれから一緒にいることが多くなり、今では緊張しなくなりました。
坂口:僕の緊張感の与えなさたるやすごいですよ(笑)。圧を与えない第一人者かもしれないです(笑)。
先の分からないストーリーが楽しみ
オペ看護師のうなぎ(斉藤由貴)らスゴ腕の仲間たちを集めた医療チーム「チョコレート・カンパニー」を結成したティーチャー。法外な報酬で医療行為を繰り返す。
坂口:今はまだ不明瞭な部分が多いので、撮影していても楽しいです。唯との関係も爆発事件が起きた2年前と今では違っているし…。ティーチャーがどうして唯のためにここまで奔走するのか、その真相はもちろんですが、彼が唯と一緒にいるときにふと見せる温かみみたいなものを感じ取っていただければ。大人の男が、10歳の少女のために動くのはすごく魅力的な画だと思います。まぁティーチャーもいい人なのかどうか分からないですけど。
白山:いい人ですよ。私はティーチャーやカンパニーの誰かが犯人というのは嫌だと思っています。
坂口:でもなぜこの6人が集まっているか分からない。
白山:それでもイヤです!
坂口:あはは。僕も分からない部分が多いのでこれからがすごく楽しみ。あと、乃愛の演技も魅力的で。10歳のキュートさもありつつ、カメラが回ると大人顔負けのDr.チョコレートになる。要求されていることのレベルは高いですが、素晴らしくて。僕らも負けずに楽しみながら作品を作っていきたいです。
取材・文=玉置晴子