(2)より続き
――レコーディングを終えてのご感想は?
吉田:キャラを崩さずに歌うのが大変でした。ほかの姉妹はキャピキャピと女の子らしい歌い方をしているけど、みんなが楽しそうに歌っているからベルフェゴールも自分なりに一生懸命歌うんじゃないかなと思って、せりふを言っている時と同じように格好良さも意識しながら歌いました。ディレクターさんから「1人だけ淡々としているのがいい」と褒められました(笑)。既にレコーディングを終えた方の歌声も入っていたので、まるで一緒に歌っているような気分になれて、歌いやすかったし、楽しかったです。
新名:歌いやすい曲でしたし、スタッフさんが歌いやすい雰囲気を作ってくれました。「うまく歌うというよりキャラを意識して歌ってください」と言われたのですが、でも歌の途中で、“イェイイェイ”とか“3、2、1、GO!”のところは「アニメの時よりもテンション高く」と言われたので、「こんなにやっていいのかな?」と思いながらもストレス発散するくらいの勢いでやってみました。
山岡:歌っていてすごく楽しかったです。テンポもいいし、歌いやすかったです。ベルゼブブが歌っているようにと意識しながら歌いましたが、アニメと同じようにできたかなと思います。
――豊崎さんはレコーディング順が最後でしたが、アドリブなど入れづらかったのでは?
豊崎:最後のガヤだったり、みんなすきがないくらいビッシリとアドリブを入れているので、「好きなところに入れていいですよ」と言われても「私はどこに入れたらいいんだろう」と。だからとりあえず笑ってみました(笑)。さらにすき間がなくなるくらいにしようと、ほかにも「また〜!?」とか入れてみたり。「アスモも頑張ったんだな」と思ってもらえたらいいですね。このかしましさに女の子の姉妹らしさが表れていて、すごくすてきだなと思いました。
――この曲の聞きどころを挙げてください。
斉藤:一応のコンセプトは「前に前に」+「いっぱいいっぱい」(笑)。そんなところを妹たちにいじられる、みたいな。一番最後の“もっともっともっと”にルシファーらしさを入れてみました。ここが自分的には聞きどころです。
吉田:みんながはしゃいでるのにベルフェゴールだけテンション低めなところ(笑)。ほかの姉妹とはまた違った感じが出せていればいいですね。あとベアトリーチェのモノマネをしているのでそこが最大の見せ場ですかね。ベルゼブブから「似てる」というフリをされたので、できるだけ近づけるように頑張りました。サビで一致団結して歌っているところを一番聞いてほしいですね。
山岡:7人のせりふの掛け合いや合唱もそうだけど、アドリブも結構入れているので注意して聞いてほしいですね。ガヤっぽい感じですが、1人ずつ収録しているのでほかの人がどんなアドリブを入れるのか、わたしも楽しみです。かなりアゲアゲな曲なのでテンションを上げたい時に聴いてください。
豊崎:七姉妹が活躍するシーンはどうしても残酷なシーンが多いのですが、この曲では七姉妹のキュートでラブリーで、にぎやかな部分がギュっと詰まっています。七姉妹のかわいい素顔をこの曲でしっかり見ていただいて、ほかのキャラたちよりも愛を注いでください(笑)。アニメを見て、怖いシーンを見たり、謎解きで頭がいっぱいになったときはこの曲を聞いてホッと一休みしてもらえれば。
(4)へ続く