2023/04/25 07:00 配信
「あのね…私、吸血鬼なんだ。それでも、好きでいてくれる?」と第1話では、火事で燃えている“梅ばあ”の家に一人取り残された虎松を怪力で救出したこころ。自分の本当の姿を知られて嫌われるのが怖いという不安にさいなまれながら、自らの人生を懸けて、ついに秘密をカミングアウトしたこころをいとおしく見つめながら包み込むようにキスした虎松。
こころは、このキスで秘密を受け入れてもらえたと、その喜びに思わず涙したが、第2話では、虎松がこころ決死の告白を、「冗談だ!」と思っていたことが発覚する。半笑いで「吸血鬼ってマジで言ってる?」「そういうキャラでいきたいってこと?」と本気で取り合おうとしない虎松の言葉に、こころは絶望。「婚約解消だよ!」と泣き叫んで立ち去ってしまう。
こころの怒りを目の当たりにした虎松は、ふと一緒にいたときの彼女の行動を思い出す。「確かにニンニクは全部俺の皿に入れていた」「確かに十字架にムズムズしていた」「確かに日光がダメ」「確かに怪力…うそだろ?」とにわかに信じがたい記憶の数々がフラッシュバックする中で、虎松が感じたのは「それでももっとこころのことが知りたい」という思い、ただそれだけだった。
誰かを愛するとは、違いを知って認める、知られざる顔(=unknown)をも受け入れること。果たして第2話で、誰にも言えない秘密を抱え、生きづらい人生を送ってきたこころの“ファンタジーすぎて到底信ることができない真実“を、虎松は“文化の違い”“多様性”として受け入れることができるのか、改めて、「普通の何がそんなに偉いんだよ」と第1話でこころにパパ・海造(吉田鋼太郎)が告げたひと言が、胸に響くことに。
そしてそんな虎松も、実は誰にも言えない大きな秘密を抱えているという。考察班も最も気になっている夫である虎松の“秘密”。時折挟み込まれる虎松の過去回想らしき映像に「虎松の秘密って一体何なの!?」「一家惨殺事件の生き残り?」「警察関係者が何かを隠しているのでは」など予想する視聴者も多発している。
第2話では、虎松がこころのママ・伊織(麻生久美子)とパパ・海造が暮らす闇原家を訪問。お城のような外観に、たかれたたいまつ。恐る恐る足を踏み入れると、そこには床に広がる血、鎮座する棺おけから突如現れる海造に虎松は大絶叫。
「娘ラブ」な海造は虎松との結婚に猛反対。虎松が何を言ってもやたらハイテンションで「NO!」を突きつけるありさま。とはいえ、こころのことを、こころのママとパパのことを、そして吸血鬼のことを、本気でちゃんと知りたいと願う虎松は、負けじと質問攻めで対抗する。
この吸血鬼ハウスでは海造を演じる吉田が大暴れ。田中と絶妙な掛け合いを繰り広げる。そこに高畑と麻生も参入し、抱腹絶倒シーンが連発するなど、「おっさんずラブ」チームの真骨頂を見ることができる。
「ジャンルがunknown」と話題の同ドラマだが、この吸血鬼ハウスだけは確実にコメディーだと断言するという。凄惨(せいさん)な連続殺人事件の謎は深まるばかりで、なかなか気が抜けないところではありつつも、闇原ファミリー&虎松のシーンだけはリラックスして大いに笑える作りになっている。そして、吸血鬼ハウスにある「血」グッズの数々を、いくつ見つけられるかも見どころの一つだという。
「unknown」放送開始を記念して、テレビ朝日の公式YouTubeチャンネル「動画、はじめてみました」で、高畑と田中が「胸キュン♡ジェンガバトル」を実施。ドラマで夫婦を演じる高畑&田中の愛をさらに深めるべく、SNSに寄せられた視聴者からの質問に答えながら、2人がジェンガで一騎打ち。集中力が必要なジェンガをやりながら、質問に応えるという難易度高めのゲームで二人の絆が試される。
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