結那が考える「ウィーン・マルガレーテ」とは
――ご自身が担当するメンバーに出会ったとき、どんな印象を抱きましたか。また、ここまで14公演のライブ等を経て、その印象はどのように変わりましたか?
最初は「ツンとした大人びた子だな」と思いました。無表情のシーンが多かったので、パフォーマンスするときも無表情ににクールに終わるのかなっていう風に想像してたんですけど、アニメを見てライブツアーを通して、「自分の世界観を本当にとても大切にする子」「楽曲への強い思いがある子」と印象が変わりました。
最初は何でもできちゃって悩みもなく、一人で歩いていけちゃいそうな一匹狼みたいな印象でした。あの「余裕」「自信」が最初はそう見えていたんですけれど、今思うと、その自信は結局、自分の日ごろの努力とか積み重ねの表れだと思います。本当に普段からすごい努力家でストイックな子なんだなっていう印象に変わりました。
――結那さんだからこそ感じるマルガレーテの一面は?
自分のことしか考えてないように見えて、すごく回りのことをよく見て研究や分析をしているんだと思います。また、どんな子か見せていない部分もたくさんあるので完全に私の想像ですが、マルガレーテちゃんは「食べ物が好き」なんじゃないかなと思います。一瞬でしたけれども、たこ焼きを食べているシーンですごい急に出てきたりもしましたし、何か食べ物を食べている時にすごく可愛くなるんじゃないかって想像していますね。
楽曲から受け取ったメッセージは「最後まで自分を信じる」こと
――ウィーン・マルガレーテとしてライブでも披露した。2曲「Butterfly Wing」「エーデルシュタイン」。この歌詞は彼女の覚悟を描いている一面と、「一人であること」が強調された印象です。結那さんはこの曲の歌詞からどんなことを受け取りましたか?
本当におっしゃる通り、私も「一人」「自分を奮い立たせる」というメッセージを感じました。
一番最初に「Butterfly Wing」を聴いたときに、「戦うべき相手がいるほど 心はそっと磨かれ輝きだす」というフレーズにはハッとさせられました。戦うべき相手っていうのは、もしかしたら自分かもしれなと。どんな形であれ、甘えてしまう自分もやっぱりいると思うんです。でも、「絶対に負けたくない」とか、「この人より上に行きたい」っていう思いが強いほど自分は磨かれていくんだろうなと、改めて思わされてすごく共感した部分です。
「エーデルシュタイン」はCメロの「本物の宝石にきっとなれる」の部分が特に私はすごく好きでです。どんなに沈んだとしても、たとえ雨が降っていようと、どんな状況であれ自分らしく輝いていけばいつか本物になれるんだよっていう考え方が私はすごく好きで。「すべてを決めるのはそう自分よ」というところにもすごく心を動かされました。私もこの曲を聞いてから、「なんで今日うまくいかないんだろう」「ここを嫌だったな」とか思うことがあったら、私もフレーズを思い出すようにしています。
両方の曲に、「自分を最後まで信じる」というメッセージを感じます。自分を変えていくのは自分しかいないし、自分を最後まで信じる心を持つためには、日々の努力を怠らないようにしようと思えます。いろんな意味ですごく刺激を受けたというか、自分を奮い立たせてくれるような本当に勇気をもらった楽曲です。
――Liella!の楽曲で結那さんがお気に入りはありますか?
「私のSymphony」です。本当に好きで、TVアニメの時もかのんちゃんのシーンがやっぱりすごく印象に残っていて。自分でもなんでか分からないんですけど、特に2番の歌詞がすごく好きで聞くだけで涙が出てきます。だから本当にツアーの「私のSymphony ~WE WILL!! Ver.~」では、私はステージ横でずっと聴かせていただいていたんですけれど、何度聴いてもグッとくるし一緒に口ずさんでいました。心を動かされるっていうのがすごくわかる楽曲だなって。
ランティス
ランティス
発売日: 2023/01/18