戸塚純貴、話題のオードリー春日役は「声の質を意識」 若林役・高橋海人との役作りも明かす<だが、情熱はある>

2023/04/29 08:00 配信

ドラマ インタビュー

「春日さんを知っていくうちに、“だめな人”だなって思うようになりました(笑)」


――そんな春日さんの役作りは、どのようにしていますか?

春日さんは、独特な言い回しがあったり、普段から敬語で話していたりするので、その部分は一番気を付けています。あと、若林さんとは対照的に、情熱があるかどうか分からないようなところが春日さんの魅力だと思っているので、若林さんとの対比を意識しています。他には、困った時には胸を張るようにしています(笑)。

僕の中の春日さんのイメージは、漫才のときのピンクベストを着た姿だったので、日常会話のシーンを演じるのがすごく難しいです。テレビのイメージだけでやるのも違いますし、意外と常識人だという話も聞くので…(笑)。「春日語録」をノートに書いて勉強したりもしました。

――戸塚さん演じる春日さんは淡々としているように感じたのですが、その点は意識しているのでしょうか?

そうですね。例えば、売れる・売れない、人気がある・人気がないとか、そういう普通の人が感情的になりそうな部分は、気持ちが上がらないように意識しています。春日さんは、まだまだこれからでしょ、っていう気持ちでいたのかなと思って。若林さんを支えるイメージが強いので、そういう風に演じています。

――春日さんには、もともとどのような印象を抱いていましたか?また、演じていく上で印象の変化はありましたか?

もともとのイメージは、バラエティー番組などで見ている春日さんの姿だったので、変わっている人なんだろうなと思っていました。ですが、ドラマが始まって春日さんをどんどん知っていくうちに、だめな人だなって思うようになりました(笑)。というのも、頑張っている若林さんの隣で頑張っていないとか、泣いている若林さんの隣で泣いていないとか…、喜怒哀楽が人とちょっと違うんですよね。でも、どのエピソードも面白くて、とても愛らしい人だなと思いました。