――若林さんと春日さんの空気感を作るにあたって、高橋さんと相談などはしていますか?
僕も海人も、もともとオードリーさんが好きなので、最初から意見は一致していました。現場では、演じる役について自分で考えるというより、お互いの役について意見を出し合っています。客観的に見た方が、違和感に気付けることもあるので。二人で「若林さんって、こういう時にどういう行動するかな?」「春日さんは、こういう言い方しないよね」などと話し合っています。撮影では、海人と共にする時間が多いので、コンビとして確立してきているのかなと思います。
――オードリーさんの好きなところはどこですか?
一番の魅力は、仲の良さだと思っています。オードリーさんは、中学・高校時代を共にして今に至っているのですが、関係性が変わっていないんですよ。それってすごいことだと思うんです。芸人さんは、相方が変わることは珍しくないと思うのですが、一度も変わらずに二人でずっとやっているというところに魅力を感じます。その仲の良さがラジオなどを通して伝わってきて、幸せな気持ちになれますね。
その一方で、やっていることが荒々しかったりするじゃないですか(笑)。でも、それってコンビの信頼関係や絆があるからこそできることだと思うので、そんなお二人を一生見ていたいです。
――オードリー愛にあふれている戸塚さんですが、この作品を通してオードリーさんの過去を新たに知ることについて、どのように感じていますか?
めちゃくちゃ面白いです。売れてからのお二人のことはもちろん皆さんも知っていると思うのですが、売れていない時代は、正直あまり面白くないネタもあって(笑)。春日さんが“ピンクベスト”に至るまでに、お二人のネタの形がすごく変化しているのですが、そのストーリーを演じていて楽しいですし、演じさせていただけてぜいたくだなと感じています。
今は、若林さんと春日さんがまだ世に出ていない段階を演じているのですが、お芝居とはいえ、やっぱりつらくて。海人と二人で「早く売れたいな」と話していて、本当の漫才師のようになってきています(笑)。
※高橋海人の高は正しくは「はしご高」
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