木村拓哉が主演を務める“月9ドラマ”「風間公親－教場0－」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系) の第4話が5月1日に放送された。風間道場で指導を受ける隼田(新垣結衣)。隼田の未来に向けた風間(木村)の言葉には温かさがあった。(以下、ネタバレを含みます)
事件を通して自分と向き合う隼田
同作は、長岡弘樹の小説を原作に、2020年と2021年に新春SPドラマとして放送された「教場」「教場II」の前日譚。風間公親(木村)が教官として警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に刑事指導官として当たっていた時代を描く。風間がなぜ冷酷無比な人格となったのか、その謎が明らかになる。
風間とバディを組んで実際の殺人事件の捜査を通してスキルを学ぶ“風間道場”に送り込まれる新人刑事を、赤楚衛二、新垣結衣、北村匠海、白石麻衣、染谷将太が演じる。また、神奈川県警捜査一課の事務員・伊上幸葉に堀田真由、捜査一課の刑事・谷本進一に濱田崇裕(ジャニーズWEST)、同じく刑事・尾山柔に結木滉星、神奈川県警本部捜査一課調整官・眞堂丈史に小林薫、通称・風間道場を考案した神奈川県警警察学校の学校長・四方田秀雄に小日向文世がふんする。
第4話は、風間に「君の欠点は弱音を吐けないこと」と見抜かれた隼田(新垣)。シングルマザーとして仕事と子育ての両立に悩んでいた隼田は、19歳で妊娠中だった萱場千寿留(生見愛瑠)が容疑者となった殺人事件を通して、自身の問題と向き合うことになった。
隼田「弱音を吐いてもいいですか」
被疑者として千寿留の元を訪れたとき、アパートの大家から2日前に生まれたばかりの子どもの足に傷かあざがあり、虐待疑惑があると聞いた。
だが、千寿留の虐待疑惑を詳しく調べようとしない隼田に、風間は児童相談所と連携して捜査すると告げる。隼田は虐待と殺人が関係あるのかと反論したが、風間は「君が虐待疑惑から目を背けているように見える」と指摘。隼田は風間道場に入る前、少年係で児童虐待の防止に取り組んでいたのに、なぜだと迫った。
隼田は「弱音を…吐いてもいいですか」と、一呼吸おいてから話し出した。元夫とは警察学校の同期で、お互い交番勤務で忙しい日々を送っていた。そんななか、元夫が3歳になった一人娘をしつけと称して虐待。隼田は疲れているときに泣かれたり、早くから起こそうとしたりする娘が「静かにしてくれるなら」と見て見ぬふりをしてしまったのだ。
児童虐待防止に取り組んでいたのは、自身の罪を償うため。だが「本当は私にそういう人たちを責める資格はないんです」と吐露した。
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