――今回の主演オファーを受けた時の率直なお気持ちを教えてください。
普段の僕自身と比べると、倒理はすごく格好いい男。何とも関係を切り難い“不思議な相棒”がいる設定も、昔から憧れていたドラマの世界の匂いを感じて、すごくワクワクしました。
テレビ朝日のドラマに出演するのは初めてですが、今回はSixTONESのメンバー・京本大我も以前お世話になって、「僕も出てみたいな」と思っていたオシドラ枠のドラマ。だからこそ、今後も呼んでいただけるかは「今回に掛かっているな…」とドキドキする自分もいて…。実を言うと、プレッシャーも感じています(笑)。
――不可能(HOW)専門探偵・御殿場倒理を、どのように演じていきたいと考えていますか?
周りからは、僕が演じるのがイメージできる役柄だと言ってもらえたんですけど、自分が思う自分とはだいぶ釣り合わない感じがする役です。僕は彼ほど傍若無人に振る舞えないし、頭を猛スピードで回転させながら話すこともできない。
なので、どれだけ「自分だったら…」という想像を排除して演じるかが大事になるな、と感じました。企画書でタートルネックを着ている役だと知って、夏ドラマなのに…と、ギョッとしましたけど(笑)、スーツ姿の(西畑)大吾と“ちょっと汗だくの二人”で頑張ります!
――西畑大吾さんとはドラマ初共演にしてW主演。西畑さんの印象は?
所属グループのカラーも真逆ですし、まさか一緒に何かを作ることができると思っていなかったので、すごくうれしかったです。大吾は事務所の後輩にあたりますけど、気付いた時には関西ジャニーズJr.でトップを走っていたので、「格好いいな!」と思っていました。
そんなこともあって、自分が先輩という感覚もないし、バディー役も自然と演じられるんじゃないかと感じています。
――西畑さんに対して「自分が勝つのは“不可能”かも!?」と思う要素を教えてください。
大吾は僕と違い、決めるところは決め、崩すところは崩す。メリハリを付けられるタイプなんです。そこはちょっと勝てなさそうだなって、ずっと思ってました。今回の現場では切り替え術を見習いたいです。
――共演中に解き明かしたい「西畑さんの“不可解”な謎」はありますか?
大吾は完璧に近い人という印象があるんですよ。なので「それは苦手なんだ!」とか、「そこに対してちょっと嫌な気持ちがあるんだ!」といった、人間臭い要素を勝手に見つけたいです。
――これからバディーを組むにあたり、西畑さんに伝えておきたい「ご自身のトリセツ」は?
急に黙ったり、話し掛けなくなることがあるけど、全然嫌いじゃないし、怒ってもいないから! 誰かに気を配りながら何かを考えることができないだけなので、「ヤバい、ピリッとしてる…」と思わないで(笑)。あと、むくんでない日は「あ、むくんでないですね!」って言ってくれたら、めちゃくちゃうれしいです!
――今回は堤幸彦監督とも初タッグ。堤監督とご一緒すると聞いて、どう思われましたか?
僕はお芝居の経験が多いわけではないので、この作品に取り組むにあたって、すごく不安もあったんです。でも、リードしてくれるのが堤監督だと聞いて、すごく安心感を覚えました。堤監督は、特に僕らの世代にとっては、いつかご一緒したいと考えて当たり前だと思うほどの方。今すごく喜びを感じています。監督は現場でムチャブリもされるそうですが(笑)、必死に食らいついていきたいです!
――最後に視聴者へメッセージをお願いします。
この作品は人間関係もすごく面白いですし、事件のトリックやミステリー部分に関しても、すごくワクワクしたり、頭をひねらせたりしながら見ていただけると思います。「来週も見たい! 早く見たい!」と思ってもらえるような作品にするよう、僕らも頑張るので、ぜひ放送まで楽しみに待っていてください。
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