向井理が、生田斗真主演のドラマ「警部補ダイマジン」(毎週金曜夜11:15-0:15ほか、テレビ朝日系)に出演することが分かった。同ドラマは、同名漫画を三池崇史が監督でドラマ化。強い正義感をもつ警視庁捜査一課のエースが、法で裁けない犯人に剛腕を振りかざし「悪を持って悪を制す」、ダークヒーローが巨悪に挑む物語。
向井は、警視庁捜査一課特命捜査対策班の室長(階級は警視正)・平安才門を演じる。頭脳明晰(めいせき)で冷淡、ポーカーフェイスで何を考えているのかよく分からない。誰よりも早く現場に駆けつける熱血漢で、自他ともに認める警視庁捜査一課のエース・ダイマジンこと台場陣(生田)の暗い秘密を握ることになる、という役どころ。出演にあたり向井がコメントを寄せた。
再会できるという喜びがありました
――本作に出演が決まった際のお気持ちをお聞かせください。
これまでご一緒したことのある共演者の方がかなり多かったので、再会できるという喜びがありましたし、いろんな武器が出てきたり、人がどんどん死んでいくという描写をエンターテインメントの中でどういう風に描くのかなということも楽しみでした。そしてやっぱり、三池監督と初めてお仕事させていただくということですね。今までなかなかチャンスがなかったので、今回初めてご一緒させていただくのがうれしかったです。
――脚本を読まれた感想をお聞かせください。
文章で読んでいるだけでも結構ハードでした。アクションシーンって台本では割とシンプルに書いてあることが多いんですよ。例えば「戦う」と一行だけ書かれていても、現場はすごく大変なので、これはハードな作品になるんだろうなと思いました。僕は指揮をする立場なので、アクションの担当ではないんですが、逆にせりふが多いんです。体を使う側、頭を使う側と、きれいに分かれているなと思いました。
“みんなで作っていく”という感じの現場でした
――平安才門をどんな人物だと捉えていますか? また実際に演じてみていかがですか?
何を考えているのか分からない、というのが第一印象です。言ってることと考えていることが違うなんてこともザラだろうし、とにかくあまり本音を見せない人だと思います。台場の弱みを握ってコントロールする、というのはとても平安らしいですし、そうされていら立っている台場を見るのもたぶん好きなんでしょうね(笑)。
演じるにあたっては、あまり抑揚のないしゃべり方にしてみたり、驚くところでもそんなに表情に出さないようにしてみたり。ポーカーフェイスで頭のいい人だと思うんですが、やっているのは犯罪みたいなことですから(笑)、そこのバランスをどういう風に作り上げれば平安になれるのか…ということを結構考えました。
“台場と平安という全然タイプの違う人間が同じ画面にいる”と考えた時に、僕は生田くんのお芝居を見て違うことをしなきゃいけないし、逆に台場ができないことを平安が補うこともあるんじゃないかなと思ったので、一人で作り込むというよりは、毎回現場で足し算や引き算をしていく方がいいんだと感じています。
そしてやっぱり謎が多い人物なので、キャストの皆さんと、遊びの中で裏設定を作って関係性を理解するなど、スタッフの方とも話しながら“みんなで作っていく”という感じの現場でした。
エイベックス・ピクチャーズ
NHKエンタープライズ