ユニットコンビ「たりないふたり」として数々の漫才を生み出した、オードリーの若林正恭と南海キャンディーズの山里亮太の半生を基にしたドラマ「だが、情熱はある」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系)。5月14日放送の第6話で、山里(森本慎太郎)が、我を捨てて苦悩の末に“ボケ”から“ツッコミ”に転向を決め、「自分は天才ではない」と認めた姿に胸アツになる視聴者が続出。先週に続き「#だが情熱はある」がTwitterのトレンド1位になった。加えて「南海キャンディーズ」「しずちゃん」もトレンド入りした。(以下、ネタバレを含みます)
“ボケ”を譲りたくない山里
このドラマは、若林と山里の半生を基にした、“ほぼ実話”の青春サバイバルストーリー。“極度に人見知りな超ひねくれ男”(若林)と、“妬み嫉みの固まり男”(山里)、そんなたりない2人の友情物語でもないし成功物語でもないが、もがきながらも“情熱はある”人生を描いていく。
2003年、山里はしずちゃん(富田望生)を相方にして南海キャンディーズをスタート。だが2人とも“ボケ”だった為、“ボケ”を譲りたくない彼は漫才のネタが全然書けない事態に陥ってしまった。
何とかWボケのネタを完成させ、しずちゃんに見せたが、彼女は今ひとつ浮かない顔…。そして、彼らの初舞台は、全く笑いが起きないまま終了した。すると山里の、自分を棚に上げて相方を批判する“悪いクセ”が出始めた。動きをもっと大きくしろ、だの、声ももう少し張れ、だの、次々に要求し、「どうやって…?」と戸惑う彼女を「それは自分で考えなよ」と突き放すのだった。
その後も、バトルライブの1回戦で負けたり、と、山里の自信はことごとく打ち砕かれる。公園での練習時、今までの相方にも発動した山里の意味の無い“パワハラ特訓”が始まった。が、しずちゃんは途中で練習を止めて、「こんなヘンなネタ、狙ってやらんでもええんちゃうかな?」と山里に自分の意見を伝えた。そして、意を決したように「アタシがボケて、山ちゃんが」と言ったところで山里が遮り、「オレにツッコミやれ、って言ってんの!?よくそんな事言えるね」と、なじって不穏な空気になった。
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