――“プレイングマネージャー”として育ててきたカントリー・ガールズのメンバーに、どういう言葉をかけてあげますか?
嗣永:今、ハロー!プロジェクトには50人以上がいるんですけど、その中でもカントリーのメンバーは一番に愛情を注いできたメンバーだと思っていて、上の先輩はたくさんいるけれど、気持ちの面では彼女たちにハロプロを引っ張って行ってもらいたいし、ハロプロのくくりに捉われずに、アイドル界でも目立って、率先してアイドル界を盛り上げてくれるような存在になってくれたら嬉しいなって思います。
――嗣永さんは、泣かないことで定評があるりますが…。
嗣永:泣かないから冷たい、みたいな風に思われて、人間の心がないとか、いろんな人に散々言われたんですけど、私だって悲しい気持ちとか、感動とかあるんですよ。そういうのはあるけど、今までそれは涙でなく、笑顔で表現してきました。けど、今日に関しては分かりません。そこの場面だけ、雨降ってもらえないかなって思ってます(笑)。
――アイドルを卒業して、明日からは恋愛が自由になりますね。
嗣永:来ましたね、その質問。私のこと狙ってる人はいっぱいいると思うんですよ。「え!?」って何? ちょっと! こんなキラキラした可愛い子、そうそういないですよ。なんですけど、今はまだ考えていません!
――どんな人というのはありますか?
嗣永:私を1番好きでいてくれる人がいいですね。今回のライブではすごいワガママを聞いてもらったんですけど、そういうワガママ全部をひっくるめて、「ももち可愛いよ、素敵だよ」って言ってくれるような人がいいですね。
――“嗣永プロ”とも呼ばれていましたね。
嗣永:私は自分のことをそうは思わないですし、むしろ“嗣永プロ”とかいうあだ名は、可愛くないから早急に止めていただきたいと思うレベル(笑)。ももちに統一してほしいと思うレベルなんですけど、そういう評価をしていただけていたという事実は嬉しく思っています。「これはアイドルとして有りか無しか」を毎回考えて、自分が思う「これがアイドルだ!」という道を15年間突き進んでこれたということには、すごく自信を持っています。
――15年間、自分がハロプロで1番可愛いと思ってやって来たんですか?
嗣永:え? もちろんじゃないですか。だからこれからが大変ですよね。これまでは「どうせ、ももち先輩が1位だから」って言って争いがなかったと思うんですよ。でもNo.1が抜けてからは、みんな争うだろうから。でも、ハロプロのみんなは仲良くしてもらいたいですね。No.1じゃなくて、みんながオンリー1だよって言ってあげたいです。
――後輩では、どなたに期待していますか?
嗣永:それはやっぱり、カントリー・ガールズのメンバーになっちゃいますね。みんな平等だと言ってきましたけど、やっぱり愛情をかけて大切に大切に育ててきた分、兼任メンバーにはそのグループの中で伸びてほしいですし、もちろんカントリー・ガールズとしても、皆さんの目を離さないように頑張ってほしいなと思います。
――里田スーパーバイザーからは何か言葉はありましたか?
嗣永:里田さんから、2週間くらい前から「緊張してる?」とか頻繁に連絡を頂いてて、昨日は「7月以降はお菓子とか好きなだけ食べられるねー」「激太りしたのを撮られないでね(笑)」みたないやり取りがあったり。まあ、そういう内容はさておいて、7月以降の私のことも気にかけてくれているんだなっていうのが伝わり、嬉しく思いました。街中で見つかって、ももち劣化したなって思われないように、可愛い自分でい続けるというのが7月以降の一番の目標です。
――明日からの予定は、どうなっているのでしょうか?
嗣永:今のところ真っ白です。ご飯のお誘い待ってますってけっこう言ったんですけどね。メンバーは今日が終わっても明日がありますから。そこは、スケジュールの問題と解釈してます(笑)。
――ライブ前ではありますが、ファンにメッセージをお願いします。
嗣永:特にももちを1番に応援してくれていたファンの方は、明日から空っぽの状態になってしまうんじゃないのかなと予想されるんですけど、私は本当に皆さんに幸せになっていただきたいし、もしかしたら、他のアイドルの子を好きになるかもしれません。それは私は全然いいんですけど、その子と私を比べちゃダメですよと、伝えたいです。私以上のアイドルはそうそう現れるとは思えないので、私と比較するのではなく、次に好きになったアイドルの子自身を応援してあげてほしいなって思います。
――最後に言っておきたい文句はありますか?
嗣永:文句? ないですよー。アイドルは悪口NGです(笑)。奇麗なままで終わりたいので、美化して書いてください。
――明日以降は何て呼ばれたいですか?
嗣永:全然変わらず「ももち」で。次は子供たちのアイドルになります!
――「許してにゃん」はもう使わない?
嗣永:私が表だって広めることはもうできないので、皆さんが使ってください。私生活で。たぶん、怒られると思います(笑)。