本郷奏多が、2024年放送スタートの大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合ほか)に出演することが発表された。吉高由里子主演、大石静が脚本を務める同ドラマは、紫式部を主人公に、変わりゆく世を自らの才能と努力で生き抜いた女性の愛の物語。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を書きあげた女性の秘めた情熱と想像力、ひとりの男性への思いが描かれる。
本郷は、65代天皇・花山天皇を演じる。東宮(皇太子)の頃から、紫式部(吉高)の父・為時(岸谷五朗)による漢籍の指南を受ける。即位後、兼家(段田安則)の孫である懐仁が東宮となったために、早々の譲位を画策され、大事件が起きる、という役どころだ。
波瀾万丈な人生を生きた人物
――演じる人物の印象と意気込みをお聞かせください。
花山天皇という役を演じさせていただきます。変わりものである印象も受けますが、若いながらも積極的で面白いキャラクターだと感じました。波瀾万丈な人生を生きた人物であるため、さまざまな状況や立場を演じることでしょう。いろいろな表情を見せられるよう、楽しみながら演じたいと思います。
――大河ドラマの出演歴や思い出などを教えてください。
「麒麟がくる」(2020年)で初めて大河ドラマに出演させていただきました。関白という立場だったので、俳優として大先輩である方々から頭を下げられるシーンも多く、なんとも言えない不思議さがありました。
「カムカムエヴリバディ」の撮影などで、京都は何度か訪れたことがあります
――およそ千年前の華やかな京都を舞台に演じる楽しみについてお聞かせください。
セットだけでなく、さまざまな地方でもロケがあると聞いています。行ったことのない場所にも何か所か行けそうなので、とても楽しみです。また、天皇という立場は初めてなので、所作やしきたりなど勉強できたらと思います。
――古都京都の印象や思い出はありますか?
連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(2021年‐2022年)の撮影などで、京都は何度か訪れたことがあります。古き良き情景が残るすてきな土地ですので、舞台となるのがうれしいです。
エイベックス・ピクチャーズ