座長・山田裕貴は「しっかりとかじを取ってくれる」
――座長を務める山田さんから学ぶことはやはり多いですか?
そうですね、主演の山田さんの座長ぶりというのはクランクインの時からずっと感じています。特に僕がすごいなと思ったのは、メインキャストの他に乗客役としてレギュラー出演している方がいて、総勢50~60人でお芝居しなきゃいけない時に、しっかりとかじを取ってくれるんです。
それに自分が出てないシーンでも映像をチェックして「もっとこうなんじゃないか」とアドバイスをくれたり。
僕らからすると山田さんって他の作品にも出演されているだけじゃなくて、毎週月曜日にはラジオにも出演していて、お忙しいことは分かっているので“先に帰ってください!”って思っているんです。
そんな中でも撮影が終わった後、レギュラー乗客の皆さんを先に帰して、自分が最後に帰る姿は“ほんまにかっこいい!”って思いました。そういう姿を見ると、みんなで「ペンディングトレイン」という1つの作品を作ってるんだなということを感じて、人として尊敬できるなと思った瞬間でした。
――米澤と井之脇さん演じる加藤の友情にも注目が集まっていますが、撮影現場ではどのように過ごしていらっしゃいますか?
ドラマの中で加藤と米澤がだんだん絆を深めていくのですが、それと同時に藤原と海くんもお互い野球が好きなので、どっちが加藤でどっちが井之脇か分からなくなるぐらいにバディとして常に行動を共にしています。そんな、僕ら二人のシーンでは、時々プロデューサーさんからの提案が入ってきたりするんです。
――どのような提案があるのでしょうか?
「もうちょっとこんな感じでどうですかね?」とか、どちらかというと作っていくうちに盛り上がってきて、というパターンが多いです。周りも「二人めっちゃ仲いいじゃん!」ってほほ笑ましく見てくれるんですよね、 それをいつもニヤニヤ見てるのが赤楚さんです(笑)。
でも最近、逆に僕ら2人が恥ずかしくなってきていて。休憩中に椅子に座ろうとしたら「加藤さんの横は米澤くんが座るよね」みたいな空気が流れていたり…そのぐらいいい関係になっているのかなと思います。
――藤原さんが思う俳優業ならではの面白さや、難しさを教えてください。
いっぱいあるんですけど、まず俳優業は朝早いですね! でも、健康的になるんですよ。それに何気ないシーンでも「これこんなにかかるんや」とか「やっぱりいろんな角度から撮るんだな」とか、そこまで経験がない分新鮮に感じることも多いです。
あとは本を読むにつれて自分の役を理解していったり、 “もし自分ならどうしてるんやろ”と想像してみたり。
自分のせりふの前後でどういうことを、どういうニュアンスや雰囲気で、どういう動きで演じられるのかを想像して、実際現場に行った時に自分の考えていたことと真逆のことが起きた時は、“そういう引き出しがあるんや”と感動したり、とにかく発見が多いです。
https://www.paravi.jp/watch/111494
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東京ニュース通信社
発売日: 2023/04/21