「ラーク ザ スカイラーク ラーク ザ スカイラーク 大地と空の間を飛ぶ~♪」
即席で結成されたバンド「THE LARK」はそんな曲を即興で歌った。ヴォーカルのタモリにコーラスを合わせたのがギターの福山雅治だった。それは「ヨルタモリ」(2015年8月16日フジテレビ系)でのこと。バンド名の由来は福山の幼少期の思い出だ。
父親にタバコを買ってきてくれと頼まれた小学生時代の福山。父が吸っているタバコはLARKだったのだが、近所にはLARKが売っておらず、遠くまで足を延ばした。母からは心配したと怒られたが、父からは「雅治はこのLARKを探しに遠くまで行ってくれた、根性だけはあるったいね」と褒められた。
「後にも先にも褒められたのはそれだけ。それを支えに東京で頑張った」と笑うが、まさに福山雅治は「根性」で芸能生活を戦ってきた。
雑誌「ムー」が好きで「幽体離脱するのが夢」と同番組で語ったように、サブカル志向の強い福山。毎年「週刊SPA!」で受けていたインタビューの聞き手に「会いたいから」という理由で吉田豪、九龍ジョー、武田砂鉄、杉作J太郎らを指名するほどで「もともと根が汚れ役みたいなところありますからね」(「まんたんウェブ」2016年10月1日)と自己分析をしている。
そんな福山がなぜ芸能界ど真ん中の王道の仕事をしているのかを問われ「アミューズっていう所属事務所じゃなかったら、全然違ってたのかもしれない。僕が…ジャニーズ事務所さんに自分で応募して、もし所属させて頂けるようになってたらジャニーズ事務所の持って来てくれる仕事をやっていただろうし、はたまたなんかの拍子で、(AVの)宇宙企画の人と知り合ったら、たぶん宇宙企画的な」ことをやっていたと答えている(「夜の巷を徘徊する」2016年9月28日テレビ朝日系)。
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