コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。高齢の身内を持つ人にはあるあるネタ「高齢の母にこれ系を教えていると無限に時間が過ぎていくという話」を4月25日に投稿したのは、WEBサイト『とうふう絵日記』で作品を発表している山葵とうふうさんだ。ジワジワ来る共感のエピソードには5000件を超えるいいねが寄せられ、「共感しかない」と反響を呼んでいる。
デジタルが苦手な人は質問から超難易度
ある日、実母からの電話を受ける山葵さん。すると電話に出た途端、母からは「もしもし!?ペイペイしたいねんけど、お母さんが持ってる楽天クレジットカードを店員さんに見せたらエエんかな?」という質問が飛び出した。
スマホを使った電子支払いの方法に関する質問と見えるが、内容がごちゃごちゃしているためすでに嫌な予感を覚える山葵さん。何が聞きたいのか、何を知っているのかが理解できないマズいタイプの質問だった。
しかも「ペイペイのアプリも入れてないやろ?」と状況を整理する山葵さんに、母は「アプリってなんなん?」と基本的なことを聞いてくる始末。相手のレベルに合わせて説明するのは、非常に骨が折れるのだ。状況を整理し始めて30分が経つ頃、ようやく母が聴きたいことを整理して「貯まってる楽天ポイントを消費したい」と要点を絞りこむことに成功。
ドッと疲れた様子の山葵さん。「でも!質問の意図がようやくわかった!うん!こっからや!」と気合を入れ直したところで、あることに気づいてしまう…。
作品で描かれているのは「ギュッと縮めて1%」
――本作を創作したきっかけや理由があればお教えください。
普段から絵日記を描いております。今回のような事が普段から頻繁にあったので、そのひとつを切り取って絵日記にしました。
――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
実際のやり取りはもっと長くて不毛なのですが、それをギュッと縮めて全体像の1%くらいを切り取ってあるので是非元々のやり取りを想像しながら読んでいただければと思います。
――お母様は特にデジタル系に弱いのでしょうか。
同世代と比べると少し詳しくなってきてるのでは…と思うのですが弱いです。
――説明に労力を取られるポイントは何だと思いますか。
基本的なデジタル知識がないところだと思います。
――お父様が広告に釣られそうになった作品でも山葵さんに相談があったようですが、山葵さんはデジタルに強いのでしょうか。
残念ながら私も強くないので、分からない所は必死で調べながらという感じです。
――今後の展望や目標をお教えください。
継続して絵日記を描いていくことです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
いつも温かく広い心で読んでくださってありがとうございます。拙い所も多いですがこれからも頑張りますのでよろしくお願いします。