小池栄子が主演を務める「お笑いインスパイアドラマ ラフな生活のススメ」(毎週火曜夜11:00-11:30、NHK総合)が7月4日(火)より放送される。Aマッソ・加納愛子らが脚本を務める同ドラマは、小池演じる雑貨店の店主・福池恵美が家族や周囲の人々に持ち込まれる小さなトラブルを“笑いの力”で明るくパワフルに解決していく物語。2022年7月に「レギュラー番組への道」(NHK総合)にてパイロット版が放送され、今回初のレギュラー化となる。
WEBザテレビジョンでは、同ドラマで主人公を演じる小池、娘の福池未来を演じる桜井玲香、息子・福池正門を演じる中川大輔、脚本を務める加納にインタビュー。撮影を終えた感想や撮影中のエピソード、演じる上で難しかったことなどを語ってもらった。
小池栄子「お笑いに興味を持つ入口になる作品になるのでは」
――撮影を終えて、手応えはいかがでしょうか?
小池:手応えはあります。これまでにないタイプのドラマとなっていますし、「笑う」ということが人の気持ちを楽にさせ、明日の活力になると感じました。今回のドラマは、笑いを通して家族の絆が深まっていく物語なので、お笑い好きではない方に見ていただいても、お笑いに興味を持つ入口になる作品になるのではないかと思います。私たちお笑い好きとしては、「笑う」ということがいかに人を幸せにして、健康に良いのかということをお伝えできるのではないかと感じています。
桜井:出来上がった作品を見て改めて驚きました。1話30分の中にショートコントが何本も入っていて、芸人さんが好きな方、普段バラエティーでお笑い番組を見ている方が目にしたことあるようなネタを、ドラマのストーリーの中に落とし込んでいます。しかも、そのネタをくみ取ったままナチュラルにストーリーが進んでいくので、新しい形の番組が生まれたなと感動しました。
中川:脚本も素晴らしいですし、(小池さん、桜井さんの)お二人と一緒に作品を作れるということで一つ一つのシーンを大事にやっていきたいなと思って臨みました。クランクアップした時に全部のシーンを大事にできたという感覚があったので、手応えはとてもあります。全10話の中で「この方に出ていただけるの?」といったようなレジェンド芸人さんが出てくださったり、後半には福地家の謎が明かされたりするので、ぜひ見ていただけたらと思います。
加納:私以外にも芸人が脚本を担当している部分もあるので全部見てほしいですし、3人の魅力が見られる振り幅の広いお芝居をしていただきました。(中川さんが)さっきおっしゃったように「こんな方も出ていただけるんだ!」と驚きのゲストの方もいれば、劇場に身を置いている私からすると「この芸人も出してくれるんだ!」という芸人も出演させていただき、本当に感謝しています。
Aマッソ・加納「お芝居で見せていただけるという安心感がありました」
――ドラマの脚本を経験して、新しい発見や学んだことなどはありましたか?
加納:舞台の脚本では、見ている側が一つの方向しかないので基本的には見ている側にお尻を見せないように作っています。でも、映像作品はさまざまな角度から撮るので、「この表情の時にこっちの角度ではこんなことをしている」ということを頭の中で描きながら書くことができたというのは、とても勉強になりました。
――前回のパイロット版を踏まえて、今作に反映した展開や工夫があったら聞かせてください。
加納:私たちは強めな物言いをするネタが多く、それが反映され過ぎていたかなという反省はあったりしました。でも、就活生の未来を演じる桜井さんがとても柔らかく演じてくださって、穏やかでゆっくりな口調でも面白くしてくださっていたので、今回はそんなに急いでボケぜりふを書かなくても、お芝居で見せていただけるという安心感がありました。
NHKエンタープライズ
発売日: 2022/07/22
TCエンタテインメント