紺野彩夏の主演ドラマ「サブスク彼女」(毎週日曜深夜0:55~/ABCテレビ、DMM TV独占配信)が放送中。恋愛感情を搾取されてきたがゆえに、真っすぐな恋愛に前向きになれないトモ(紺野)。そんなトモをどうにか自分に振り向かせたい一途なコースケ(望月歩)。2人の関係をはじめ、こじらせた男女の恋愛模様が視聴者の反響や共感を呼んでいる。物語は第4話を終え、トモとコースケの行動に注目が集まっているが、紺野と望月は互いの役をどう見ているのか。
――今作が初共演とのことです。お互いの印象はどのようなものでしたか?
紺野彩夏 本読み(台本読み合わせ)のときが「初めまして」でしたが、あまりお話しする時間はなかったんですよね。だから最初はあまりしゃべらない、おとなしいタイプなのかと思いました。けれど現場に入ったらけっこう話すし、おふざけもするし、面白い人なんだという風に変わっていきました。
望月歩 僕は紺野さんの第一印象は、「大人」というイメージがすごく強かったですね。でも話してみるとずいぶん違って、大人な印象が崩れていった感じでした。
紺野 ダメじゃん(笑)。
望月 悪い言い方じゃないんですよ。ごめんなさい、僕の語彙力がなさすぎて。そういうことじゃなくて、ホントに女性らしくてですね。可愛いところもあるんだなっていうのが…。
――無邪気、愛敬があるなどでしょうか?
望月 そうそうそう。無邪気さが全くなかったんですよ、読み合わせのときは。
紺野 ちょっと待って(笑)。
望月 違うんです!本当にサバサバしていて、可愛さが出てきたのがすごく意外で。はい、まあそういうことです(笑)。
――第一印象からそういった変化があり、今、演じる役との共通点やギャップを相手のどんなところに感じますか?
望月 第一印象はサバサバしていそうだったので、この人はこじらせないだろうって思っていたんですけど。あ、でも、こじらせではないですもんね?
紺野 どういう意味?(笑)
望月 ごめんなさい。ちょっと入りを間違えました。だからその、話していてトモと近いところは感じなかったかもしれないです。あの、はい…。
紺野 こういう一生懸命なんだけど自滅していくところがコースケっぽいんですよ。
――コースケは癖のある人物ばかりの中、いたって普通の好青年です。望月さんはどういう役作りを考えましたか?
望月 監督からはコースケが一番、視聴者目線に近いキャラクターだと説明を受けまして、それを実践するのがコースケに対する僕の軸になっているところです。作品を俯瞰して見て、コースケが感じたことが視聴者も感じられるようにというのをイメージして臨んでいます。
紺野 トモのセリフにもあるんですけど、コースケは良いやつ。普通に良いやつなんですけど、優しすぎて損をしているなと思います。
望月 そういうところがだと思いますが、応援したくなるという声を頂けると、監督に望まれた役を全うできているんだと嬉しい気持ちになりますね。
――コースケはトモからサブスク彼女を提案され、彼女を止めるために利用者になりました。お2人はもし好きな相手からサブスク彼女(彼氏)だと言われたらどうされますか?
望月 コースケってトモへの好きが発展しての行動じゃないですか。その域まで行っていたら1か月ぐらい試してしまうかもしれないです。
紺野 えー、そうなの?
望月 コースケみたいな立場にいたらですよ。コースケみたいに高校のときから一途に好きだったら、サブスク彼女なんて止めさせたいし、自分に振り向かせるためにも頑張ってみるかもしれないです。
紺野 望月くんは健気だね。私は無理です。止めさせたいとかもならない。その時点で引いちゃう気がする。「あ、けっこうです」って。
――逆にトモがサブスク彼氏の提案を受けたらどういう反応をすると思いますか?
紺野 トモは多分OKしちゃうと思います。恋愛感情の搾取をされてきた子だから、それの方がいいと思い込んでやってしまいそう。本当は全然割り切れていないのに、お金で割り切れるならそれがいいって頭で納得しようとする感じがしますね。
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