『フル・モンティ』キャストが想いと作品の魅力を語る ウィリアム・スネイプ「結局、僕らは家族なんだ」

2023/06/14 18:24 配信

ドラマ


――ロバートとウィリアムに質問です。この番組は映画として始まりました。そして今回、全8話のドラマシリーズとなりました。映画とドラマの間で、同じキャラクターへの役作りの仕方に違いはありましたか?

ロバート:映画とテレビドラマの大きな違いは、基本的に時間だよ。映画では90分、110分だけど、今回は8時間かけて、これらの登場人物たちと彼らの人生を掘り下げるんだ。だから、そこには大きな違いがある。それが、最終的に僕をやる気にさせた。これは完璧だと思った。すべてのキャラクターをもう少し深く見ることができる。この国で起きている問題や課題を、もっと深く見ることができるんだ。

ウィリアム:オリジナルの映画版を撮影したとき、僕は11歳だった。それまで演技をしたことはなかったから、それが初めてのプロの仕事だった。だから、最初のトレーニングは、こういった素晴らしい俳優たちを見て、彼らから学ぶことだった。特にボビー(ロバート)は、僕に時間を惜しまず接してくれた。そして、僕たちは本当に早く、親密な関係を築くことができた。それから25年以上経った今、僕は演劇学校に通って、僕には役作りのプロセスがある。だから、あの映画を振り返って、ロバートがガズにもたらしたことや、映画で僕の母親を演じたエミリー・ウーフのキャラクターの断片を取り入れることができたんだ。彼らの人物描写の要素を使って、ネイサンという役柄に反映させることができたんだ。11歳の自分を見つめ直し、その役を25年以上経ってから復活させる機会を得た俳優は他に思いつかないよ。サイモンやアリスのような素晴らしい脚本家がいれば、そういった仕事をとても簡単なものにしてくれるんだ。

――最後に、この映画を楽しみにしている日本のファンに向けて一言お願いします。

ロバート:僕は最近バンクーバーに住んでいるんだ。そこには多くの日本人がいる。そして、僕には日本人の友達がたくさんできた。だから、彼らに楽しんでもらえることを願っているよ。彼らにこの作品を理解してもらえることを願っている(笑)。