山田裕貴主演の金曜ドラマ「ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の最終回となる第10話が、6月23日(金)に放送される。同作は、未来の荒廃した世界にワープしてしまった人々が元の世界に戻ろうとする姿を描く、完全オリジナルの予測不能なヒューマンエンターテインメント。
脚本は「恋はつづくよどこまでも」(2020年)や「着飾る恋には理由があって」(2022年、ともにTBS系)など、幅広い世代の女性たちに支持された作品を多数執筆してきた金子ありさ氏が担当。同作は、動画配信サービス・Paraviでも配信されている。
8時23分、いつもと変わらない朝。都心へと向かう電車では、SNSをチェックしたり動画を見たりとほとんどの乗客がスマートフォンを見ていた。昨日と同じ今日を迎える、誰もがそう思っていた。しかし、突如として都心へと向かう電車の一両が未来の荒廃した世界にワープしてしまう。
SNSはおろかスマートフォン自体が役に立たない世界に突然放り出された乗客たち。偶然か運命か、乗り合わせていた乗客たちによる、生き抜くための“サバイバル生活”が幕を開ける。
主人公のカリスマ美容師・萱島直哉を山田が演じるほか、山田とバディを組む正義感溢れる消防士・白浜優斗役を赤楚衛二、二人と共にこの電車に乗り合わせた心根の優しい高校の体育教師・畑野紗枝役を上白石萌歌が演じる。
また、井之脇海、古川琴音、藤原丈一郎(なにわ男子)、日向亘、片岡凜、杉本哲太、松雪泰子ら個性豊かな面々がストーリーを盛り上げる。(以下、ネタバレを含みます)
6月16日に放送された第9話では、再びワームホールを出現させ、なんとか過去へ戻ることに成功した乗客たちの姿が描かれた。
優斗や紗枝たちが家族との再会を喜ぶ一方で、直哉は常に気にかけていた弟・達哉(池田優斗)との再会を果たし、涙を流す。乗客たちは過去へ戻った実感をそれぞれ味わうも、やっとの思いでたどり着いた“現代”は決して優しい世界ではなかった。
ワームホールに触れた影響で右手を負傷しただけでなく、好奇の目にさらされて困惑する直哉。そして、これまで5号車の乗客たちにとってヒーローのような存在だった優斗までもが、火災現場に出動した際に野次馬に気づかれ、仕事ができない状況に陥ってしまう。
「戻りたい、あの場所に」と願う直哉や、「こんな世界、もう終わればいい」とつぶやく優斗、心優しい二人をここまで苦しめる“現代”の描写に、胸を痛める視聴者が続出。SNS上では「いろんなことを考えさせられる」「終始苦しかった」「心情の揺れがリアル」などといった声が上がった。
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