2023年秋にスタートする向井理主演ドラマ「パリピ孔明」(毎週水曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)に、上白石萌歌が歌姫・月見英子(つきみ・えいこ)役で出演することが発表された。俳優業だけでなく、アーティスト・adieu(アデュー)としても歌手活動を行っている上白石が、本作でさまざまな楽曲の歌唱に挑む。また、上白石と向井は本作が初共演であり、上白石は初めてフジテレビの連続ドラマにレギュラー出演する。
バイトをしながら歌手を目指す少女・英子
本作は「ヤングマガジン」(講談社)で連載中の、累計発行部数160万部突破の同名コミックが原作。三国時代の名軍師・諸葛孔明(向井)が現代の渋谷に若かりし姿で転生し、歌手を目指す英子(上白石)のために魔法のような作戦を考えては、彼女の前に立ちはだかる壁を軍師のごとく切り崩し、成功に導いていくサクセスストーリー。
上白石が演じるのは、ライブハウス「BBラウンジ」でバイトをしながら歌手を目指す少女・月見英子。歌うことが心から大好きで、シンガー・ソングライター“EIKO”として活動している。普段はラウンジの観客が求めるカバー曲をパフォーマンスしているが、ひそかにギターの弾き語りで曲を作っている。音楽と純粋に向き合う姿勢は人をひき付けるも、競争心が弱い故に、なかなか才能を羽ばたかせずにいた。そんなある日、ハロウィーンでにぎわう渋谷の街で、三国時代から現代に転生した天才軍師・孔明との出会いにより、英子の秘められた才能は少しずつ開花していく。
上白石萌歌 コメント
――オファーを受けての率直な感想は?
「パリピ孔明」というタイトルだけで最高に面白く、孔明をはじめとするそれぞれのキャラクターの持つ魅力に引き込まれ、一瞬でこの作品のファンになりました。きらびやかでコミカルなタッチでありながらも、人が夢を追う美しさや情熱が丁寧に描かれているところがとても好きです。この世界を人間ドラマに落とし込むとどうなるのだろうか、と想像しながら台本を読み進めました。そして、オファーをいただいたとき、「パリピ孔明」の世界に飛び込めるうれしさと、果たして自分に務まるだろうか、というプレッシャーが入り交じり、うまく言い表せない気持ちになりましたが、同時にとても光栄でした。きっとこのチームの皆さまとならワクワクできる作品を作っていけるだろうな、と思っています。
――月見英子という役について教えてください。
英子は歌うことを心から愛する、とても好奇心旺盛でチャーミングな人物です。お話をいただいたときは、あまりにも自分とかけ離れた存在ではないだろうか、と正直思いましたが、英子について知っていく中で、彼女の持つひた向きさや愛くるしさに、どんどんとりこになり、彼女のことをもっと知りたい、愛したい、という気持ちになりました。歌やギターのトレーニングを進めながら、英子を模索しているところです。まだまだ手探りですが、自分なりの英子を演じたいと思います。
――髪を染めて、実際の衣装を着用してみた感想は?
英子に近づくために人生で初めて髪のブリーチをしました。完成後の自分の姿を鏡で見たとき、自然と「イェーイ!」と声が漏れたので、その瞬間からバイブスが自分の体に流れ始めたのを覚えています(笑)。すてきなメークや衣装に助けられながら、役へ歩み寄れている気がしています。
――向井理さんとの初共演については?
向井さんは柔らかな空気と優しさをまとっていらっしゃるイメージがありましたが、実際にお会いしてもそのイメージは変わらず、フラットで本当にすてきな方です。孔明を演じている姿も大変神々しく、原作からそのまま飛び出してきたようです。孔明と英子のアンバランスな掛け合いがとにかく面白いので、注目して見ていただきたいです!
――視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします。
日々、撮影チームで一丸となって「パリピ孔明」の世界を作っているところです。どんな憂鬱(ゆううつ)も吹き飛ばす明るさと力強さが、この作品にはあると思います。今年の秋を楽しみに待っていただけると幸いです。