松本潤が主演を務める大河ドラマ「どうする家康」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)、6月18日放送の第23回「瀬名、覚醒」から、家康(松本)の側室となる於愛(広瀬アリス)が登場した。さらに、先に側室に選ばれたお葉(北香那)も再登場。殺伐とした展開が続く中、2人がストーリーに癒やしの風を吹き込み、視聴者の注目を集めた。(以下、第23回のネタバレがあります)
水野も失い…家康、苦悩の日々
「どうする家康」は、誰もが知る戦国武将・徳川家康(松本)の人生を新たな視点で描く物語。「リーガル・ハイ」シリーズ(2012年ほか、フジテレビ系)の古沢良太が脚本を務め、一人の弱き少年が乱世を終わらせるまでの奇跡と希望の過程をつづる。
設楽原の戦い以降、より力を得た織田信長(岡田准一)に対抗するすべはなく、徳川は織田の臣下に下ることに。第23回では、信長の言いがかりをきっかけに叔父・水野信元(寺島進)も失った。
その後も厳しい立場にさらされ続ける家康。そんな家康の心にスッと入ってきたのが、個性ゆたかで愛嬌(あいきょう)たっぷりの女性・於愛だった。
愛嬌たっぷり於愛、登場!
初っ端から家康を万千代(板垣李光人)と勘違いし、尻を叩くという大失態をおかした於愛。笛を吹くのが趣味というわりに音程がずれ、家康の前で「吹いたの久しぶりで…えへへ」と照れ笑いを浮かべる。瀬名(有村架純)にあいさつに行けば「源氏物語」の好きなシーンの話題で興奮しすぎてはしゃいでしまうなど、にぎやかで愛嬌にあふれた女性だ。
そんな於愛のユーモラスな言動が周囲に癒やしを与え、荒れ始めていた家康の心に明かりをともす。家康に見初められて側室となり、やがて二代将軍・秀忠となる男児を産む。