――W主演を務める風間俊介さんの印象を教えてください。
バランス感覚が非常に優れた方で、自分がどう主張をするかではなくて、みんながどんな気持ちになるか、今どんな状態なのか、それでいて自分はどういう立ち居振る舞いをしたらみんなの最善のピースになれるのかというのを常に考えていらっしゃる方です。
風間さんの洞察力は、1も話してないのに10まで理解してくれるような、もはや恐ろしさも感じてしまうような、人として本当に素晴らしい方です。
――撮影現場で何か印象に残っているエピソードはありますか?
ありすぎて、この短時間でその1位を絞り出せるかどうか(笑)。厳選の1個ですもんね…。
最近、私がすごくすてきだなと思ったことは、限られた時間で撮影をしていく中で、梅雨の時期だったりして天気にも左右されますし、現場がバタバタしていてスタッフさんの中でいつもよりも疲れてる方がいらしたときに、風間さんがみんなの前ではなくて、本当に誰にも見えないところで、「元気?」「大丈夫そう?」と優しい言葉を掛けて、「大丈夫!大丈夫!」とこっそり励ましていらしたんです。それを私もこっそり物陰から見ていて。
本当にそういう一言じゃないですか、人って。その一言があるのとないのでは全然違うということを分かっていらっしゃって、そうやって小さく見えて実はとても大きなお心遣いをみんなに配っている、そういうすてきな方です。
――最後に、視聴者にメッセージをお願いします。
たくさんの人に愛されている作品の有紗という役を初主演としてやらせていただけるという喜びとともに、自分が実写化するということに対する恐怖心や責任感というものをとても感じながら作らせていただきました。
原作を読んだときに、有紗のことをすごくかわいいと思って愛したその感覚だけは信じ続けようと思い、自分の思うかわいくて愛される有紗を必死に作っているつもりです。
一生懸命生きる有紗を見て、温かい気持ちになっていただけたらうれしいなと思います。至らないこともあるとは思いますが、必死にやっておりますので、ぜひご覧いただけるとうれしいです。よろしくお願いします。
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