中島健人が演じる役は「おじさま方のオアシス的存在」…キャスト登壇イベントで光った中島の細やかな気遣い＜シッコウ!!～犬と私と執行官＞

伊藤沙莉が主演を務める「シッコウ!!～犬と私と執行官～」(毎週火曜夜9:00-9:54※7月4日[火]は初回拡大スペシャル、テレビ朝日系)が7月4日(火)よりスタートする。その放送に先駆け、東京・六本木で完成披露試写およびキャスト登壇イベントが行われた。

キャスト登壇イベントには、主演の伊藤をはじめ、中島健人、笠松将、織田裕二ら豪華キャストと、同作で脚本を担当する大森美香氏が出演した。また司会進行は、テレビ朝日アナウンサー久保田直子が務めた。

同ドラマは、とある事情から執行官(＝各地方裁判所に所属する裁判所の職員で、裁判で出された結論が実現されない場合に、それを強制的に実現するのが仕事)の世界に飛び込んだ主人公・吉野ひかり(伊藤)が、“犬担当”の執行補助者としてさまざまな事件や人々に関わりながら、その人たちの人生の“リスタート”を目撃していくポップで痛快なお仕事ドラマ。

中島健人が緊張していた伊藤を優しくフォロー

BGMが流れる中、伊藤の次に名前を呼ばれ、爽やかに登場した中島。織田、笠松、脚本家の大森氏が登場するたびにスマートな拍手を送っていた。全員が登場すると、久保田アナから「出演者の皆さまからごあいさつと役どころ紹介をお願いいたしましょう」と言われ、一人一人あいさつをすることに。

主演の伊藤が先陣を切ろうとするが、両サイドにマイクがあり、少し緊張していた伊藤はどちらが自分のマイク専用なのか、すぐに判断できず迷ってしまう。すると、それをいち早く察知した中島が「こっちだよ」というふうに伝え、「両手にマイクだね(笑)」とフォロー。緊張していた伊藤からは思わず笑みがこぼれた。

一生懸命な伊藤の話を年上の余裕を見せ、優しくうなずきながら聞いていた中島。その中島は、ファンだけではなく、多くの人から「ケンティー」の愛称で親しまれており、同ドラマでは「セクシー」を封印すると発表され、大きな話題を呼んでいた。

しっかりと考えながら演じた栗橋というキャラクター

そんな中島が今回演じるのは、黒縁メガネにベスト、アームカバーという伝統の事務員スタイルで執行官たちの業務をサポートする執行官室の頼れる事務員・栗橋祐介。

同イベントでは、中島はドラマの衣装とは異なり、スーツ姿で登場。伊藤のあいさつの後に「皆さん本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます」と記者だけではなく、高倍率の激戦を勝ち抜いて集まった観客一人一人に向けるかのようににっこりとほほ笑んだ。

続けて、中島は栗橋について「執行官室にいるおじさま方のオアシス的存在」だと紹介。「全編通して僕の役が癒やしの空気感を皆さんにお届けできたらいいなと思いながら、演じさせていただいております」と役としっかりと向き合ったことを告白した。