酒井法子が「全部私の宝物たち」と語るベストアルバム、新曲は森雪之丞・伊澤一葉のタッグ

80年代にデビューし、昭和・平成の歌謡界を駆け抜けてきた酒井法子が、デビュー35周年記念ベストアルバム35th Anniversary『Premium Best』をリリースする。初回限定盤には新曲も含め全55曲がテーマ別に収められた3枚のディスクと80～90年代のテレビ出演時等の映像DVD、雑誌や写真集に掲載された懐かしい写真が満載のBOOKが収められている。まさにプレミアムな内容の見どころ、聴きどころを語ってもらった。

シングル表題曲全36枚と、35のお宝テレビ映像を収めた豪華なベスト盤

――豪華な55曲入り、しかも初回限定盤には映像が収録されたDVDも付いています。どんな内容か教えてください。

今回、すべてのシングルの表題曲と、カップリング曲やアルバムの中の曲から私が厳選した18曲を合わせて54曲、それに森雪之丞さんと東京事変の伊澤一葉さんに作っていただいた新曲『Funny JANE』を含めて全55曲を、「キューティー」「メロウ」「グルービィ」の３つのカテゴリーで楽しんでいただけるように3枚組のCDにまとめました。加えて、初回限定盤の付属DVDには懐かしい『歌のトップテン』と『スーパーJOCKEY』の映像がたくさん収録されていて、こちらもメチャ楽しいですよ。見直してみて、私にもこんな時代があったんだなあとしみじみしてしまいました(笑)。映像もなかなかボリューミーですのでお楽しみください。

――55曲もあると選曲や構成するのに大変だったのではないですか。

選曲もですが、曲を置く順番がこの流れでいいのか、すごく悩みました。私自身、曲を流しっぱなしにしながらドライブをするのが好きなものですから、流れる景色の中で楽しんでいただけるようなアルバムにできたらいいなと思いながら作りました。トラックダウンでは音源をすべてブラッシュアップして、前回のベスト盤とはまた違って、耳触りのいい、聴いていて心地いい音に仕上がりました。本当に丁寧に作業していただきましたので、違いを感じていただけたら嬉しいです。

――これまでのご自分の曲を聴き直してみて、どんな感想をもちましたか。

今回、全部聴き直しましたけれど、まず、若々しいなと(笑)感じました。可愛い曲が多くて、ディスコグラフィーを眺めながら、本当にたくさんの素晴らしいアーティストの皆さまに最高の楽曲を提供していただいたんだなと改めて思いました。全部私の宝物たちです。