7月14日に放送された「癒やしのお隣さんには秘密がある」(毎週金曜夜0:30-0:59、日本テレビほか※TVer・Huluでも配信)では、蒼真(小関裕太)の怪演が加速。しかし視聴者にハッキリそうとわかるように描かれた蒼真ではなく、まさかの人物が藤子(田辺桃子)を恐怖のどん底へ陥れた。(以下、ネタバレを含みます)
「癒やしのお隣さんには秘密がある」とは
同作はWebコミックサイト「めちゃコミ」にて年間ランキング5位、「みんなの推し恋愛マンガ大賞」で“大人の恋愛部門”入賞を果たした同名コミックが原作。どこにでもいる普通の女性である主人公に迫るイケメン…という普通の恋愛マンガから一歩踏み出し、イケメンにとんでもない“属性”を持たせたことで話題に。
頑張り屋の主人公・蓬田藤子を演じるのは、「リコカツ」などの人気ドラマに出演した田辺桃子。W主演として、人気少女マンガ「わたしに××しなさい!」の実写化映画・ドラマを熱演した小関裕太が謎多きイケメン・仁科蒼真を務める。
カンフーキックをきっかけに距離が縮まる2人
「君には失望したよ」という手紙が玄関に差し込まれていたのを発見した直後、何者かがドアを強く何度も叩く音が…。恐怖に身をすくませることしかできない藤子を救ったのは、蒼真の「なにやってるんですか!」という大声だった。
ドアをノックする音が止み、恐る恐る扉を開ける藤子。廊下には階段に視線を向けて立つ蒼真の背中が見えるのみで、他に人影はない。扉を開けた藤子へ近寄り、「さっきの男性、お知り合いですか?」と声をかける蒼真。「様子がおかしかったので声をかけたのですが…」という蒼真にひとまずお礼を言って、藤子は扉を閉める。
翌日、日ごろから見ている占いに「アクション映画が吉」という文言を見つけた藤子。見よう見まねでパンチやキックを繰り出していたところ、勢いあまってベランダの間仕切りを粉砕してしまった。物音を聞いてベランダに出てきた蒼真は「大丈夫ですか?」と心配するばかりで、藤子の過失を責めることはない。それどころか、「キックしてくれてよかったです。これからはこうやって座って話せますし」と微笑みかける始末。蒼真の優しい心遣いに、藤子は「よかった~。仁科さんみたいな人がお隣さんで」としみじみ感じ入る。
ある日、雑誌で蒼真が大企業の御曹司であることを知った藤子。“偶然”にも帰り道でばったり会った蒼真にその話を振ったところ、蒼真は「あれは頼まれて仕方なく…」と照れた様子を見せる。しかし「でもかっこよかったですよ、写真!」という藤子の言葉を聞いた瞬間、蒼真の顔が抑えきれない興奮に包まれた。目を大きく開いて息を荒げる陶酔の表情は、さすがに藤子に見せられない。背を向けてなんとかごまかす蒼真だった。
その後、ベランダでいつものように雑談しながら過ごす2人。藤子の実家から差し入れられたぬか漬けをおすそ分けしたり、壊れてしまった間仕切りを簡易的にふさぐための段ボールへ落書きしたり、和気あいあいとした“癒しの時間”が流れていく。
しかし癒しを感じていたのは、藤子だけではなかった。「2020年7月12日 藤子さんが飲んだコーヒーのストロー」「2022年10月21日 藤子さんの髪の毛」といった蒼真の“コレクション”に、「2023年6月15日 藤子さんが触ったペン」が追加される。「なんて癒しの日々なんだろう」「仁科さんがお隣さんで、本当に良かった」と藤子が心中でつぶやくなか、蒼真はどんどん増えていく藤子の写真にまみれて狂喜乱舞するのだった。