木南晴夏が、10月スタートの新ドラマ「セクシー田中さん」(毎週日曜夜10:30-、日本テレビ系)で主演を務めることが分かった。木南は、今作がGP帯連続ドラマ初主演となる。原作は、芦原妃名子の大人気漫画「セクシー田中さん」(小学館「姉系プチコミック」連載中)。第9回ananマンガ大賞を受賞し、発行部数100万部を誇る話題作を、相沢友子の脚本でドラマ化する。
木南演じる同作の主人公・田中京子は、仕事は優秀ながら友達も恋人もおらず、周囲からは変人扱いされている経理部のアラフォーOL。しかし、実は田中さんには誰も知らない裏の顔があった。それは、超セクシーなベリーダンサーであること。田中さんは、煌びやかな衣装に身を包み、夜な夜なレストランでベリーダンスを踊る。
一方、同僚の派遣OL・朱里は、一見愛され女子だが、「若くて可愛い」ことにしか自分の市場価値はないと焦り、合コンに明け暮れるものの、虚しさと生きづらさを感じていた。そんな時、朱里は田中さんの“正体”を知り、“我が道”を行く生き様に引かれ憧れていく。
正反対な2人の関係性は化学反応を起こし、周りからのレッテルを跳ね除け、新しい自分を見出していく。
――原作を読んでの感想を教えてください。
まず、ベリーダンスというところが、今まで漫画でもドラマでも見たことがなかったので、新しい着眼点だなと感じました。田中さんというキャラクターに関しては、まさに魅力の塊ですよね。私も同世代ですが、40歳という年齢で、周りからいろいろ言われるようなところもリアルだし、でもそれを田中さんは受け入れて、受け流して、胸を張って生きている姿がとてもかっこいい。同世代の女性でなくても、その生き方にみんな憧れて、勇気をもらえるドラマになるのではないかと思いました。
――田中さんという主人公をどう感じましたか？役作りはどのように考えていますか？
田中さんを演じようと思うと、とても難しそうですね。ベリーダンサーと普段のOLという2つの顔があるというのはわかりやすいんですけれど、その中で、田中さんは実はファンシーなものが好き、でも自分自身は地味とか。ある時はすごくポジティブなんだけれど、またある時はすごくネガティブだし、センシティブだし。
とても人間らしいところもあるけれど、人間らしくないロボットみたいなところもあって、“田中さんってこういう人”ってカテゴライズしづらいんです。
ですので、1人の人間としていろんな面を、自分自身も迷いながらカテゴライズせずに演じていきたいなと思っています。