毎年恒例となった「第42回オリコン年間ランキング2009」の発表記者会見が18日に行われ、'09年の年間シングル、アルバム、ミュージックDVDの3部門で1位を獲得、その年のシングル、アルバム、ミュージックDVD、ミュージックBlu-rayの総合売上金額“アーティスト別トータルセールス”部門も1位と、史上初の“CD、DVD4冠”に輝いた嵐の5人が出席した。
昨年は年間シングル1位、2位を記録した嵐だが、ことしはそれをさらに上回りトップ3を独占。2年連続での1位、2位独占、トップ5内4作同時ランクインは共に史上初の記録となった。さらに、嵐にとって初となるアルバムやDVDの年間1位も獲得し、デビュー10周年にしてまさに記録尽くしの1年で、オリコン株式会社代表取締役社長・小池恒氏は「元気のなかったJ-POP界において、元気な活躍をした」とその快挙をたたえた。
表彰式では松本潤が表彰状を、相葉雅紀、大野智、櫻井翔、二宮和也が各部門1つずつのトロフィーを贈られた。櫻井は「信じられないような気持ち。今朝方から周りのスタッフがすごくうれしそうにしていて、それがうれしいなと思いました」と受賞の感想を語り、大活躍の1年を振り返って「僕たちにとって10(周)年という節目の年だったんですが、本当にたくさんの人たちにお祝いしていただき、支えていただいき、喜びを感じる1年でした。僕たちは作品を作る時は“記録”のためにはやっておらず、聴いてくださる方、見てくださる方に届けば…と思ってやっているんですけど、だからこそ、こうして後に記録がついてくることをうれしく思います」とコメント。
また、'10年の抱負を聞かれ、二宮は「僕らはやっぱりジャンプアップするんじゃなく、ステップアップしていくグループだと思っています。これからも1歩1歩、嵐らしくやっていけたら」、松本は「常に新鮮でいたいので、1つずつ目の前にあることを、どれだけ楽しみながらできるか…ってことなんですが、いつも5人で楽しみながらやっているので、それを崩さずに自分たちのペースでやっていきたい。新しいこともやっていきたいです」と、嵐としての信念が感じられる意気込みをそれぞれ語った。
会見ではまじめな表情を見せていた5人だが、その後の囲み取材では一転してメンバー同士のツッコミがさく裂! ことし一番印象に残ったことを聞かれると、松本は「たくさんの方に祝ってもらえたことがうれしかった。あと、ウチの大野さんがどんどん黒くなる(笑)」と攻撃(?)すると、大野は「今はだいぶん白くなってるよ!」と抵抗しつつも、「ことしほど“おめでとう”を言われた年はないですね。“紅白”が決まった後にはおめでとうのメールがすごかったです。しばらく連絡がなかった人からももらいました(笑)」と、喜びの1年を振り返った。
そして、「'09年を漢字一文字で表すと?」という質問には、相葉が自信満々の表情で「嵐!」とひと言。すかさず二宮が「爆発的に頭悪いよ!(笑)」とツッこみ、場内は大爆笑に。
最後は「ファンの皆さんにメッセージを」とお願いされたリーダー・大野がなぜか「ジャパンに?」と聞き間違え、「ジャパンのみんなありがとう! 10周年が迎えられたのは、皆さんのおかげです。これからも嵐5人で突っ走っていきたいです。ジャパン!」と、嵐らしく和やかなムードで締めくくった。