モーニング娘。'23の譜久村聖、生田衣梨奈、石田亜佑美、小田さくら、野中美希、牧野真莉愛、羽賀朱音、横山玲奈、北川莉央、岡村ほまれ、山崎愛生、櫻井梨央、井上春華、弓桁朱琴が、8月23日に東京・池袋サンシャインシティ噴水広場にて行われたニューアルバム『モーニング娘。ベストセレクション ~The 25周年~』の発売記念イベントに登場。14人全員で囲み取材に応じ、アルバムの聴きどころなどをアピールした。
同作は、グループ誕生25周年を記念したベストセレクションアルバム。モーニング娘。歴代の人気曲からつんく♂がセレクトした14曲と派生ユニット・タンポポ、プッチモニの楽曲から各1曲ずつを現役メンバー(17期生の井上、弓桁を除く)で再レコーディングしたもの。さらに、井上、弓桁が初参加となる新曲やユニット曲など新作3曲に加え、70枚目のシングルから72枚目の最新シングルまでの7曲を含む、全26曲を収録した2枚組CDとなっており、8月30日(水)に発売される。
約3年ぶりのサンシャインシティ噴水広場でのリリースイベント登場ということで、リーダーの譜久村は「私たちはここでたくさんイベントしてきたので、こうしてまたこのステージに立てることがすごくうれしいです」と感慨深い表情。
選曲や派生ユニットのメンバーセレクトをつんく♂がしているところも、今回のベストセレクションアルバムのポイントとなるが、小田は「自分が保育園の時に聞いていた曲を自分がメンバーとしてレコーディングし直して、当時の先輩方も担当されていたディレクターさんにディレクションされながらレコーディングして。夢をかなえたんだなと感じることができる時間でした」としみじみと語った。
今回のアルバムに向けて歴代の人気曲も再レコーディングしているが、牧野は「今までコンサートではやっていたんですけど、あらためてオリジナルの先輩方の映像や曲を聴いてからレコーディングに挑みました。『自分はこうしてたけど、先輩はこうしていたんだ!』という意外な発見も。過去のレコーディング映像を見て、オリジナルを残しつつ、自分はレコーディングに挑みました」と、レコーディングを振り返った。
また、岡村も「最近『金スマ』さんなどの番組に出させていただく機会がありまして。その時にオリジナルのビデオをみんなで見返したりすることが多いんです。その時に『意外と変わっちゃっているね』って思うところも多いんですけど、25年間の歴史はこれからも自分たちが責任を持って続けていきたいなというふうに思っています」と変化はあれど、脈々と受け継がれるモーニング娘。の歴史はしっかり継いでいきたいという思いを伝えた。
メンバーとしての在籍期間もリーダーを務める期間も歴代最長記録を更新中の譜久村は、この秋卒業することが決まっている。今の率直な心境を「私がモーニング娘。に加入したときは、15周年を迎えた時で、まさか25周年を迎えるタイミングでここにいるなんて!というのは、すごく思いました。それだけ自分が活動を続けてきたことにも誇りを持ちたいなと思っていますし、それだけ歴史に関われたことも、モーニング娘。が大好きなのですごくうれしかったなって思います」と明かす。
さらに「こうして何周年かのアニバーサリーを迎えるたび、本当に先輩方の偉大さを感じています。この間、(初代リーダーの)中澤裕子さんのソロライブを見せていただいた時、いつまでも輝き続けていてくださるから、私たち現役も負けないように頑張ろうって思えるんです。これからもお互いがお互いのパワーになって、一つのモーニング娘。でいられたらうれしいなって思います」と先輩も後輩も、お互いに刺激を与え合いながら共に成長を続けたいという思いを吐露した。
そして、噴水広場前に詰め掛けた大勢のファンに向けて「この14人で出せるアルバムは最初で最後になっているので、たくさんの方に届いたらいいなというふうに思います。先輩方にもこのアルバムを贈らせていただくんですけど、タンポポさんだったり、プッチモニさんだったり、先輩方に感想を聞いてみたいですし、『今の私たちも頑張っているよ』ということをお伝えできたら。たくさんの方に届くように私たちも歌っていきますので、応援よろしくお願いします」とメッセージを送った。
その後、ミニライブで新曲の「HEAVY GATE」や「LOVEマシーン(updated 23 Ver.)」など、アルバム収録曲を披露した。
◆取材・文・撮影=月島勝利
※山崎愛生の「崎」はタツサキが正式表記
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