山田涼介が撮影中に天国だと感じた瞬間を告白

2023/08/25 11:20 配信

映画 会見

完成披露試写会に登場した山田涼介撮影:原田健

俳優の山田涼介が、8月24日に都内の劇場で行われた映画「BAD LANDS バッド・ランズ」(9月29日[金]公開)の完成報告試写会に、安藤サクラ宇崎竜童生瀬勝久吉原光夫天童よしみサリngROCK原田眞人監督と共に登壇した。

映画「BAD LANDS バッド・ランズ」あらすじ


同作品は、原田監督が黒川博行の小説「勁草」を映画化したもので、安藤と山田が演じる特殊詐欺をなりわいにするきょうだいの生きざまを描くクライムサスペンスエンターテインメント。

特殊詐欺に加担するネリ(安藤)と弟・ジョー(山田)は、ある夜、思いがけず“億を超える大金”を手にしてしまう。そんな2人にさまざまな巨悪が迫る。

山田涼介が役へのこだわりを語る「愛くるしい弟像」


登壇した山田は役について「ポスターのジョーの険しい顔を見るだけだと『ちょっとクールな奴かな』と思うんですけど、本編を見てみると全然違くて。(ジョーが)自分で『サイコパスです』って言ってるんですけど、僕はただのアホな奴だと思っていて」と印象を語り、「『それをクールに演じてしまうと、本当にただのつまらない奴になってしまうな』と最初に思ったので、どこか憎めない愛くるしい弟像みたいなものがうまく出せないかなということで、現場で四苦八苦しながら、安藤さんに引っ張っていただきながら演じていました」と撮影を振り返った。

また、安藤との共演について「『安藤サクラさんと一緒にお芝居ができる現場って、そんな楽しい現場はないだろう』とまず第一に思いました」と明かし、安藤については「本当に簡単な言葉で言うと『超いい人』です。変に飾ることもなく自分のペースがあって。安藤さんがいると朗らかな空気が流れる“安藤さんワールド”みたいなのがあるんです」と告白。

原田眞人監督の遊び心と愛に「すごくうれしかった」


ほか、登壇者が撮影中に感じた“天国な瞬間”か“地獄な瞬間”のエピソードを披露する場面も。山田は「(原田監督がメガホンを取り、山田が沖田総司を演じた)映画『燃えよ剣』(2021年)で使っていたセットの池田屋で、『なんか懐かしい感じがする』っていうせりふを言えた時に、監督の遊び心と愛をすごく感じたので、僕はあのせりふをあの場で言えたのがすごくうれしかったです。『天国だな』と思いました」と語った。

◆取材・文=原田健