竹内涼真、初の死刑囚役で3年ぶりに内田英治監督作品出演「いろいろ試されている感じがして…」

2023/08/28 21:54 配信

ドラマ 会見

竹内涼真が連続ドラマW「湊かなえ『落日』」完成披露試写会に登場※ザテレビジョン撮影

竹内涼真が、8月28日に都内で開催された「連続ドラマW 湊かなえ『落日』」(9月10日[日]スタート 毎週日曜夜10:00-11:00、WOWOWプライム)の完成披露試写会に登壇。共演の北川景子吉岡里帆黒木瞳、メガホンをとった内田英治監督と舞台あいさつを行い、3年ぶりの“内田組”参加への思いを語った。

竹内は死刑囚・立石力輝斗役


同作は、希代のヒットメーカー・湊かなえが2019年に作家生活10周年の節目として書き下ろした同名長編小説をドラマ化。新進気鋭の映画監督・長谷部香と新人脚本家・甲斐真尋が、映画作りのために15年前に起きた“笹塚町一家殺害事件”の真相を探っていくという物語だ。北川が香を、吉岡が真尋を演じる他、事件の犯人として死刑囚となった立石力輝斗を竹内、真尋の師である大物脚本家・大畠凜子を黒木がそれぞれ演じる。

今回初の死刑囚役に挑んだ竹内は、役作りについて聞かれると「若い時と現代の両方を演じないといけなかったので、ビジュアルは監督やメイクさんたちと相談してしっくりくるまで打ち合わせをしました。そこは自分的に入りやすかったなと思います。撮影中はきつかったんですけどね」と振り返り、見た目から入念な準備を経て撮影に臨んだことを明かす。

また、2023年4月に30歳になった竹内は、これが30代に突入して最初の作品となったようで「30歳になって一発目の作品だったのですごく感慨深い。大好きな内田組の雰囲気にそのまますっとなじんで、自分がイメージしている以上のものが現場でいろいろ生まれたので、すごくやりながら手応えはあったかなと思います」と、力を込めた。

連続ドラマW「湊かなえ『落日』」完成披露試写会より※ザテレビジョン撮影

内田監督「3年という時間は人間を成長させるんだなと」


そんな竹内は、ドラマ「竹内涼真の撮休」(2020年、WOWOWプライム)以来の内田監督作品出演。約3年ぶりに“内田組”に参加した感想を聞かれ、竹内は「僕こういう役をやったことがなくて、オファーを頂けたから、ちゃんとできると思ってもらえているんだって、すごくうれしかったです(笑)。信頼する内田監督とご一緒できるのもうれしくて。なんか3年ぶりにいろいろ試されている感じがして、期待に応えないとな、と思いながら現場に入りました」と撮影時の心境を吐露した。

それを受けて今回の竹内の演技について、内田監督は「竹内くんはこの3年、本当に成長したなと思っていて。考え方とか、3年前とは全然違う彼が今回現場にいてビックリしました。3年という時間は人間を成長させるんだなと。このまま成長していくと、本当に素晴らしい俳優にどんどんなっていくんじゃないかなと思っております」と賛辞と今後への期待の言葉を送り、竹内は「頑張ります!」と笑顔を見せていた。

◆取材・文・撮影=ブルータス・シーダ(STABLENT LLC)

竹内涼真と北川景子※ザテレビジョン撮影