生瀬勝久、座長の中村倫也について「独特なお芝居をされる方」<ハヤブサ消防団>
中村倫也が主演を務める「ハヤブサ消防団」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の最終話が9月14日(木)に放送される。その放送に先駆け、同ドラマでハヤブサ消防団・部長であり、太郎(中村)とともに真相究明に動いている山原賢作を演じる生瀬勝久からコメントが到着した。
「ハヤブサ消防団」とは?
同ドラマはやまあいの小さな集落を舞台に描かれるホラーミステリー。中村は、池井戸潤が自身を投影した主人公のミステリ作家・三馬太郎を演じる。
物語は、スランプ気味の太郎が亡き父の故郷、ハヤブサ地区に移住するところから幕を開け、穏やかな田舎暮らしを手に入れたはずの太郎が、地元の消防団に加入したことを機に、連続放火騒動や住民の不審死などの怪事件に次々遭遇。
田舎町という小さな異世界を舞台に、予測不能なストーリーが怒涛(どとう)のように展開されていく。
方言やイントネーションに苦労したことを明かす
――出演が決まった時の気持ちを改めて教えてください。
また池井戸(潤)先生の作品に出ることができるのだなという気持ちでした。「花咲舞が黙ってない」(日本テレビ系)という作品で出演させていただいた以来だったので、また池井戸先生とのご縁をいただけてうれしかったです。
――台本を読まれて、ご自身が演じられる賢作はどのようなキャラクターだと思われましたか?
賢作の第一印象は、「山原林業」という会社で社長をやられている真面目で寡黙な人物でした。僕は「しゃべってなんぼ」という俳優なので、賢作のような寡黙な人物を演じることは、正直難しいなと思いました。
――役作りで意識されたことや苦労されたことは?
出演者の皆さんが全員も言っているかもしれませんが、方言は本当に大変でした。岐阜は日本の西に位置しているので、方言もきっと関西弁に近いんだろうなと高を括っていたら、全く違うイントネーションだったので、そのイントネーションを自分の中に落とし込むまでに苦労しました。
関西弁にはイントネーションの法則というものがあるのですが、今回のケースではそれが全く当てはまらないんです。「~なんやて」という方言のせりふがあるのですが、関西弁では言いませんし、独特の方言でしたね。
――犬猿の仲である宮原を演じる橋本じゅんさんと言い合うシーンは楽しかったですか?
いや、そんなに楽しくない…むしろ大変でした(笑)。言い合いをするということはエネルギーを使いますから、疲れますよね。見てる方が賢作と宮原の掛け合いを楽しんでくださっていれば頑張った甲斐があります。