本郷奏多&大沢一菜が福島ロケで育んだ絆「毎日一緒にご飯を食べて、近くの川に魚を捕まえに」 先輩としてのアドバイスも<姪のメイ>

2023/09/07 05:00 配信

ドラマ インタビュー

木ドラ24「姪のメイ」インタビューより撮影:阿部岳人

「自分が生まれる前にこんなことが起きていたのか」


――福島ロケならではのエピソードはありますか?

本郷:撮影に使われていた家が古民家だったり、そのすぐ裏が川で遊びに行ったり、近くの家に屋外で飼われている大きいワンちゃんがいたので、勝手に名前をつけて会いに行ったりしていました。

大沢:田中美奈子さんの福島弁でのお芝居が面白くて、すごく印象的です。

――被災した町の様子や地元の方々の雰囲気はどのように感じられましたか?

本郷:結構衝撃的だったのが、建物はすごくきれいなんですけど、もうずっと人は暮らしていないような、地震とか津波で直接的なダメージを受けたわけではないけど、避難地区だったから人が住めなくなったような建物が多くて。

お店の看板とかは普通に出ているんですけど、中は何年も人が入っていなくてそのままになっているお店が、よく知っているチェーン店とかでもあって、心に刺さるものがありました。ハッとさせられました。

大沢:二人で学校に行ったんですけど、中身がぐちゃぐちゃになっていて。体育館の床とかも抜けていたりして、自分が生まれる前にこんなことが起きていたのかと思いました。

本郷:そこは海岸沿いの小学校で、被災した姿をあえてそのまま残して歴史的資料にする小学校だったんですけど、確かにそこも衝撃的でした。

――開拓地としての福島について思うことはありますか?

本郷:まだ津波の爪痕が残っている部分もありますが、ようやく人が戻れるようになったので、1人でも多くの人が戻ってくれるといいなと思います。福島がすごくすてきな場所だということが行って分かったので、福島に住みたいな、戻ってもいいかもな、と思うきっかけになったらうれしいなと思います。

テレビドラマ初出演の大沢一菜に本郷奏多がアドバイス


――お二人がもし実際に移住するとしたらどこに住みたいですか?

大沢:広島県が日本の中で一番好きな県で、海もきれいなので、広島がいいです。

本郷:僕は、国内だったら北海道に住みたいです。寒いのは得意だし、ゴキブリが出ないと聞いたのでそういうのも含めて。食べ物もおいしいですし。

――大沢さんは、テレビドラマ初出演と言うことですが、周りの方から何か反響はありましたか?

大沢:家族のみんなは「頑張れ!」と、友達は「絶対見るね」と言ってくれたので、頑張ろうと思いました。

――ドラマに挑戦してみて学びになったことはありますか?

大沢:台本の中で難しい言葉が出てきたときに、自分で辞書を引いて調べたりしたので、それは学びになりました。

――本郷さんは、俳優の先輩として大沢さんに何かアドバイスはありますか?

本郷:子役からやって、この後も順調に大きいお仕事が続くと思うので、そのときに天狗にならないように。調子に乗らないこと、わがままにならないこと。常に感謝の気持ちを持つことです。

――最後に、見どころと視聴者へのメッセージをお願いします。

大沢:福島で過ごす小津とメイが、近所のいろいろな人たちと交流していく様子を見ていただきたいと思います。

本郷:メイはすごく自由奔放で、周りを引き付ける魅力があります。それに引っ張られて周りが成長し、変わっていく様を見ていただけたらと思います。

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