今田美桜が、金曜ドラマ「トリリオンゲーム」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)で、ハル(目黒蓮)とガク(佐野勇斗)にとっての宿命のライバルである黒龍キリカ(こくりゅう・きりか)を演じている。WEBザテレビジョンでは、今田にインタビューを実施。クールで強欲な才色兼備の社長令嬢を演じるうえで意識していることや、映画『わたしの幸せな結婚』(2023年)に続いて二度目の共演となる目黒の印象、今作で最も緊張したシーンなどを語ってもらった。
父・國村隼“黒龍”の仕草を意識
――キリカを演じるうえで、大切にしてることや意識してることはありますか。
キリカは黒龍家で育てられた社長令嬢で、かなり仕事ができるという役柄なので、品格や重厚感を表現することを意識して、喋るときに早口にならないようにすることを意識しました。監督から、國村さんがあまりまばたきをしないように意識されているということをお聞きして。お父さんがそうなのであれば、娘のキリカもまばたきを少なくした方が良いなと思ったので、まばたきは抑えています。そうすることで、圧も表現できるかなと思います。また、監督から「表情がコロコロ変わるほうがおもしろい」というお話もあったので、ハルたちと対立するときのクールな部分と無邪気で子どもっぽい面の差も意識しました。
――キリカのキャラクターについて、どのように感じますか。
かっこよくて憧れます。キリカはわがままで、欲しいものは何としても手に入れたいという性格ですが、自分のためというよりドラゴンバンクのことを思ってハルとガクを手に入れたいと思っているので、ただのわがままではないところに魅力を感じます。第9話、第10話で、キリカの人間味のある部分がちらっと現れるのですが、台本を読んだときに、キリカはこれまで大変なことが多かったんだろうなと感じたので、お芝居でうまく表現できたらいいなと思っています。
緊張したシーン&楽しみながら演じたシーンは…
――これまで撮影された中で、特に緊張したシーンはありますか。
ビリヤードをするシーンが緊張しました。今まであまりビリヤードをやったことが無かったので、撮影に入る前に講師の方にいろいろと教えていただいたのですが、本番ではせりふを言いながらビリヤードをする流れだったので、すごく緊張しましたし、無事に終わってホッとしました。
――撮影が楽しかったシーンはありますか。
原作でも大好きなシーンなのですが、ガク(佐野)との遊園地のシーンです。年相応のキリカが見えるシーンで、乗り物に乗ったり、お化け屋敷に入ったり、素直に楽しみながら演じることができました。
――佐野さんについて、どんな印象をお持ちになりましたか。
今作で初めてご一緒したのですが、ガクの性格とは逆の印象を持ちました。遊園地のシーンでいろいろお話させていただいたのですが、すごくフランクな方で、現場のムードメーカーなイメージです。