俳優の高梨臨が13日、都内で開催されたU-NEXT オリジナルドラマ「MALICE」の先行試写会に、林遣都、佐藤隆太、YUと共に出席。殺害容疑を掛けられた女性を演じる上で苦労したこと、感じたことについて語った。
同ドラマは、翔東大学の事務局長が殺害された事件の担当所轄刑事・星野尚人(林)と、殺人容疑をかけられた女性・谷村夏帆(高梨)、そしてスクープを狙う週刊誌の記者・丸山奏太(佐藤)の三視点から描いた完全オリジナルサスペンス。事件の裏に潜む「MALICE=悪意、敵意、恨み」に迫り、真相を暴いていく。
どういった気持ちで現場に入っていたかという質問に、高梨は「夏帆は、育った境遇のコンプレックスから誰も頼らず、信じずに、自分だけの力でのし上がってきたという強い信念を持って生きてきた女性です。撮影は楽しかったんですけど、葛藤しながらやっていこうと思い、悩んだり苦しみながら撮影していました」と振り返った。
続けて、苦労したことについて「常にイライラしている役で、すぐに『わー!』と怒ったりするんです。心に葛藤を抱えているので、撮影中はもやもやしていて、家に帰ってもイライラしちゃっていました。リセットするのが大変でしたね」と明かした。
そういった自身とかけ離れた役を演じ、感じたことについては「久しぶりに役を演じる上で悩んだなと思ったんですけど『役者としてこんなにワクワクしたのも久しぶりだな』と感じました。アドレナリンがすごく出ていて、よく分からなかったです…(笑)。燃えていました!」と話していた。
◆取材・文=大野代樹