【漫画】人間の姫に恋したかわいすぎる魔王様…種族を超えた恋の行方に反響続々「全てのコマに可愛いが…詰まってる…」

2023/10/03 18:00 配信

芸能一般 インタビュー

捕らわれの姫とかわいすぎる魔王は結婚できる…?涼海来夏さんの『魔王城デート大作戦!』が話題(C)涼海来夏/キルタイムコミュニケーション

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、漫画家・涼海来夏さんによる『魔王城デート大作戦!』をピックアップ。

現在、コミックヴァルキリー(キルタイムコミュニケーション)で連載中の本作は、かわいすぎる魔王・ディアナが王国の姫・ククルに振り向いてもらおうと必死にアピールする姿が描かれている。作者が8月14日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ、1.1万以上の「いいね」が寄せられ話題を集めている。この記事では涼海来夏さんにインタビューを行い、創作の背景やこだわりについて語ってもらった。

魔王の正体はまさかのキュートな女の子…必死にアピールする姿が「かわいすぎる」

『魔王城デート大作戦!』より(C)涼海来夏/キルタイムコミュニケーション


ある日、王国の姫・ククルがプロスフェル城を支配する魔王に捕われてしまうところから物語は始まる。運命の人が命の危機を救ってくれると信じていたククルだったが、そこに現れたのは、想像とはかけ離れたかわいすぎる魔王の少女・ディアナで「わたしと…結婚して…?」と突然プロポーズをされてしまう。

そもそも人間と魔族は結婚できないと条約で決められており、結婚ができるわけないというククルだったが、ディアナは好きな人と結婚したいだけの1点張りでククルへのアピールを続けていた。そのまっすぐさにはじめは冗談のように感じていたククルも徐々にディアナに心を開き始める。

すると、ククルはいきなり「あたしとデートしない⁉」とディアナに持ち掛ける。ククルは魔王城を案内してもらいそのまま脱出することが目的だったが、ディアナは嬉しそうにデートの準備に向かったのだった。

そこにディアナの側近が現れ、デートの待ち合わせ場所へと案内される。しかし、そこは待ち合わせ場所ではなく、またも命を狙われそうになってしまう。終わりを覚悟したその瞬間、現れたのはディアナで…。

運命の人との結婚を夢見る姫・ククルにまっすぐな気持ちを伝え続ける魔王・ディアナのかわいさが際立つ本作。ラブコメとファンタジーを掛け合わせた壮大なストーリーも話題を集め、X(旧Twitter)上では「んーー可愛い過ぎ」「全てのコマに可愛いが…詰まってる…」「尊死」「ああ…好き」「可愛い絵柄からは想像できないくらい面白かった」など多くの声が寄せられ反響を呼んでいる。

「常に一人一人の気持ちを尊重して」作者・涼海来夏さんが語る創作の背景とこだわり

『魔王城デート大作戦!』より(C)涼海来夏/キルタイムコミュニケーション


――『魔王城デート大作戦!』はどのような発想から生まれたのでしょうか。創作のきっかけや理由についてお聞かせください。

元々私はゲームが好きで、よく作品作りの参考にもさせていただいているのですが、その中で特に好きな二人での脱出物のお話を自分でも描いてみたいと思ったのがきっかけでした。

二人での脱出物はやはり男女の物が多いのですが、ここはメイン二人ともを女の子にすれば自分の好きな女の子同士の絆のお話も描けると思っていたので。それでちょうど現代物の百合ばかり描いていて、ファンタジーの百合も描いてみたいなと思いベタではありますが、魔王と人間の姫のお話で考えこちらのお話が生まれました。

――本作を描くうえで特にこだわった点や「ここを見てほしい」というポイントがあればお聞かせください。

とにかく魔王ちゃんことディアナ様が可愛いお話ですので、とにかくディアナ様を見て欲しいです。

小さくてまだまだ子供ですが、不器用ながら健気に姫さまにアピールしようと頑張っていたり、でも姫さまがピンチのときは魔王らしく最強の力で姫さまを救うかっこいい姿などなど。見どころ盛りだくさんですので。

――本作の中で涼海来夏さんにとって特に思い入れのあるシーンやセリフはあれば理由とともにお聞かせください。

第1話のラスト、ディアナ様が配下たちに魔王城デート大作戦を開始すると命令したシーンです。配下たちを集め真剣に何を話しているのかと思いきや、ただデートを成功させてという可愛いお願いをしているのがおバカっぽくて好きです。

――本作は現在コミックヴァルキリーで連載中ですが、作品の見どころについてお聞かせください。

やはりディアナ様の頑張りです。ディアナ様の一途な恋を温かい目で見ていただけると嬉しいです。

――涼海来夏さんは本作以外にもさまざまな百合作品を描かれていますが、創作全般においてのこだわりや物語を創り上げるうえで特に意識している点がありましたらお聞かせください。

お話に出てくる子たちを、機械的に、物語の都合などで動かさないようには意識しております。漫画はあくまで出てくる子たちの人生の一部分を描いたものだと思っているので、この子ならこういう時こうするだろうな、この子はこういうことはしないだろう、というように、常に一人一人の気持ちを尊重して描いております。

――最後に作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。

いつも『魔王城デート大作戦!』を読んでくださりありがとうございます。姫さまと魔王ちゃんの恋のお話は、ヴァルキリー本誌ではそろそろクライマックスとなりますが、これからどんどんすごい展開になっていきますので、ぜひ二人のお話を最後まで見守ってくださいますと嬉しいです。