NiziUの成功で、注目度が上がったS2。「S1で、身に余る声援をいただいたので、正直、負担がありました。でも、本当にワクワクしています。少年たちの、夢に向かった挑戦と情熱が感じられる番組になると思います」と、S2への期待いっぱいで、地域予選の最初の会場、名古屋に向かったJ.Y. Parkだったが、日本へ向かう飛行機内にコロナ陽性反応の出た乗客がおり、彼は濃厚接触者になってしまい、7日間の隔離を強いられることに…。名古屋と福岡での3次予選は中止となり、参加者は日を改めて別会場で審査を受けることになった。彼は、健康に人の何倍も気を遣っているだけに、こればっかりはどうしようもないとは言え、歯痒かったに違いない。
そして、隔離期間が終わり、広島会場から「Nizi Project Season 2」が遂に本格的にスタートした。記念すべき最初の参加者は、福岡の14歳、山口恭生。幼少期から演劇、ピアノ、バレエを習い、舞台俳優になるのが夢だった。が、S1を観て、アイドルになりたいと思うようになったそう。オーディション初挑戦で緊張しながらも、「僕の人生を変えてくれる、めったにないチャンスなので、逃さないように精一杯頑張りたいです」と、Stray Kidsの「神メニュー -Japanese ver.-」でダンス審査に臨んだ。
頑張る孫を見る祖父のような笑顔で見守っていたJ.Y. Parkは、踊り終えた山口に「劇が本当に好きですか?」と尋ねた。彼が「好きです」と答えると、「まず…パフォーマンスが劇みたいです」と告げた。つまり、演劇は客席が遠いので、表現を大きくしないと伝わらないが、アイドルはカメラが近くに寄ってくるので表情や表現を大きくする必要が無く、むしろわざとらしく見えてしまうのだ。J.Y. Parkは彼に不自然さを指摘した。
「でも」と、J.Y. Parkは続ける。「僕が今、笑っている理由が何かわかりますか?」。もちろん山口はわからない。「教えてください」と言う彼に「今、本当に緊張しているように見えますけど、僕が審査をしている間、僕と目を合わせていました。目を合わせない参加者が多いのに、ここまで僕を見てくるのは…自信があるからなのか、僕の印象が柔らかくなったから?」と冗談を言うJ.Y. Park。そして、「山口さんのその自信が、キミを合格させます!来てください」とペンダントを渡した。「次では、もっと自然に」と念を押して彼を見送った後、「本当に可愛い!可愛い、可愛い」と、あどけなさの残る山口にメロメロだった。
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