“大ヒット請負人”キアヌ・リーブスのアクションが進化しつづける理由 変わらない真摯さとたゆまぬ努力

2023/09/22 12:00 配信

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「ジョン・ウィック」爽快なまでの最強っぷり


同シリーズの主人公である“伝説の殺し屋”ジョン・ウィックは、あまりの強さが度々話題になる。たとえばシリーズ第1作目「ジョン・ウィック」では「鉛筆1本で3人の男を殺すのを見た」という彼の無敵エピソードが紹介される。ロシアンマフィアのボスである、ヴィゴ・タラソフのセリフだ。

驚異の腕前を示す面白いエピソードだが、第2作目「ジョン・ウィック:チャプター2」では実際に鉛筆を使ってのキルシーンも登場。まさに“技のデパート”とでも言うべき、柔術をはじめとしたさまざまなアクションも話題をさらった。

シリーズ3作でジョン・ウィックが手にかけた人数は、200人を優に超えるはず。マフィアという大組織の構成員・刺客たちを、テンポよくなぎ倒していく無双感は他では味わえない味わいだ。しかも一説によれば、シリーズを重ねるごとに手掛ける人数も増えているとか…。

目にも止まらないほどの素早さで繰り広げられる戦闘シーンは、何人もの敵が一瞬で倒れるほどの濃密さ。全てのアクションを堪能するため、DVDや動画配信サイトで繰り返し見直すというのも楽しみ方の1つ。たとえばAmazon Prime Video、Hulu、U-NEXTといった主要な各動画配信サービスなどは、過去作をすべてラインナップしている。また7月には過去作3タイトルをまとめた「ジョン・ウィック トリロジー スペシャル・コレクション」という4KUHD、Blu-rayも発売になっている。特典として未公開シーンやオーディオコメンタリーなどが収録されているため、最新作公開前の期待を高めつつ復習するという手もありかもしれない。

最新作においても当然、時間が圧縮されたかのようなキルシーンの連続が期待される「ジョン・ウィック」。9月22日の公開においては、アクション・演技の他に“ジョンが何人倒したのか”にも注目していきたい。